ラクガキノートとグラフィックレコーディングの作例集「ラクガキノート集 vol.2」のKindle電子書籍を作りました。
ちょうど一年ほど前に、色んなイベントで書き溜めてきたラクガキノートをまとめて、KDP(Kindle Direct Publishing)で「ラクガキノート集vol.1: ラクガキノート術と合わせて読みたい セミナーやイベントで描きためてきた ラクガキノート集」というものを作成してみました。
内容としてはこれまでブログで公開してきたラクガキノートのまとめだったのですが、一つのパッケージとしてまとまっていることで手軽に読み返して参照しやすくなればよいなと考えたものでした。
あれから1年が経ち、今回新しくラクガキノート集のvol.2を作成いたしました。
今回も基本的にはブログで公開してきたグラフィックレコーディング・ラクガキノートのまとめですが、一部未公開のものも含まれたものになっております。
ノートはそれぞれ再スキャンと調整を行い、ブログ公開時よりも高解像度なデータで構成しております。
ノートの描き方の参考資料としてはもちろん、それぞれの講演・イベントの内容の振り返りとしても役に立つかと思いますので、是非よろしくお願いいたします。
と、ここからはこの電子書籍を作った理由を
これまでもこのブログで書いてきたとおり、私にとってラクガキとは単に絵を描くことではなく、「観察、想像、表現」のサイクルだと考えています。観察して終わり、表現して終わりではなく、それを繰り返すことで成長していくものなのです。
同時に私はこのサイクルが「表現」から始まるものだと考えています。自分が体験していない、分からないことって「観察」をしようにもどこを見ていいか分からないんですね。
なぜ観察するかというと、自分が表現したからこそ、ほかの人はどんな表現をしているのかが気になるからです。テクニックを盗んでやろう!とか思うわけ。
つまり、一見「観察」があってこそ「表現」があると思われがちですが、逆なんですね。
「表現」が先にあって、そのあと「観察」があるんです。そしてその観察を元に「想像」を膨らませさらに表現する。
そこで私はラクガキ講座というカタチで実際に描く機会を作っていますし、書籍「ラクガキノート術」などでも限りなく簡単に描ける要素を紹介してきました(ラクガキという言葉なのもそのため)。
よく、ノートを見せると「どうやって描いているんですか?」と聞かれるのですが、これを言葉で説明できたとしても、聞くとその場で終わりになってしまうんですよね。
であれば一度実際に描いてみてその上でこのまとまったものを見ていただければ、おのずとポイントが見えてくるんじゃないかな、とそんな風に思っているのです。
そんなこともあり、是非こちらの「ラクガキノート集」も是非自分で描いてみた後に、観察するように読んでいただければな、と考えております。
というわけで、書籍「ラクガキノート術」も引き続きよろしくお願いいたします!