今回のモチーフはフルーツ!?仮面ライダー鎧武(ガイム)第1話の感想と気になったポイント
先日「新しいiPhoneと新しい平成仮面ライダーを「楽しむ」ことと、二者の共通点」なんてエントリを書いた通り、楽しみにしていた新番組「仮面ライダー鎧武(ガイム)」が始まりました。
そういえば連続ドラマ的なものでちゃんと見ているのって毎年仮面ライダーだけになってしまったな…(笑)
というわけで第一話が終わった時点で気になったポイントをいくつか。
世界観は大きめ、まだ全体像は掴めず
ユグドラシル
舞台となるのは「計画都市 沢芽市(ざわめし)」街の中央に樹木状の建造物があることが特徴。
電子マネーからトラックまであらゆるものに「ユグドラシルコーポレーション」のロゴが入っていること、ユグドラシルが北欧神話で世界を意味する巨大な樹木であることから、アレがユグドラシルコーポレーションなのかな。
同時に世界というキーワードは、オープニング及び本編に登場したオッドアイの少女のセリフ「世界をあなた色に染めるまで戦い続ける」を受け、この街を中心とした世界全体であり、作中はあくまで沢芽市を舞台とする仮面ライダーWでいうところの風都市みたいな扱いではないかと。
ロックシード
同時に植物をモチーフにした今回の変身アイテムであり、街中に蔓延しているという「ロックシード」
これを使ってジッパーで異世界につながるのが沢芽市特有の現象なのかどうかはまだわかりませんね。
主人公「葛葉紘汰(かずらばこうた)」が異世界で思わず口にしそうになった果実状のロックシード、これは知恵の実をモチーフにしながら食べると怪人になってしまうということかな?
仮面ライダーは伝統的に敵の能力とライダーの能力の根源は同じというコンセプトがあるので、変身ベルト「戦極ドライバー」で力を引き出した存在がライダーってことになるのでしょうか。
オープニング、子どもと大人、変身
金網を越える、越えられない
オープニングに度々登場するのが、錠前(ロックシード)がついた金網。
これを越える、越えられないがドラマ的に一つのポイントになりそう。
越えるといえば主人公がダンスチームを抜け「子供から大人になった」ということ、はじめはイメージとして、ライダーになってからはそのままの意味として「変身」というセリフが出てきます。
そして謎の少女に「戦うことを選択すると、もう戻れない」と言われることから、全ては不可逆の方向というのがこの世界のルールであるようです。
するとこの世界のルールを自分の力で変えることがテーマの一つである気がしますし、本編冒頭に主人公が迷子の子供にいうセリフ「泣かずに、ゲームだと思って戦え」はそのまま物語のテーマになってくるのでしょう。
考えられるのは、ライダーの力を使い過ぎると人外のものになってしまうという運命をいかに切り開くか、みたいな方向かな?
フルーツなのにあの果実がまだ
今回のライダーのモチーフはまさかの「フルーツ」なのですが、これは禁断の果実ともかかっているのではないかと思いわれます。
とすると、現在予告で出ているライダーに超メジャーなのにあの果物「リンゴ」がないことに気づきます。(iPhone、iPadは出てましたが(笑))
ただし忘れられているわけではなく(当たり前)、ユグドラシルコーポレーションのテレビCMで少女が持っていたりすることから、物語のキーアイテム、もしくは強化フォームのロックシードになるのかな?
果物と野菜
ダンスチームがたむろする場所(子供の場所)には山盛りのフルーツが、一方現在大人の代表である主人公の姉との会話シーンでは野菜が印象的に登場していました。
さすがに野菜ライダーはないと思うのですが、今後もこの対比は繰り返し出てきたりするんだろうか?
もう一つ気になるのは、主人公が働く場所が「インド料理店」であるということ。
シネマハスラーでいうところのフード理論信者なので、これも後々何かに絡んできたりするんだろうか?と気になってしまいます。
気になっていたライダーのデザインは
ついにスタートした仮面ライダー鎧武第1話いかがでしたでしょうか。前作に続き鎧武をはじめライダーのマスクを担当させて頂いてます。鎧武マスクは特殊な構造になりそうだった為デザイン打ちから参加させて頂きました。ライダーでは初の試み他のヒーローでもほとんどやらない換装式になってます。これ
— 山口純一 (@junichi_yama) October 5, 2013
は本当に物理的難易度が高く、恐らく今までで最も悩んだライダーマスクですwあと兜と連動してフルーツの断面を模したパルプアイ。その辺も楽しみの一つとして観て頂けると嬉しいです。鎧武は久しぶりの多人数ライダーって事で是非、推しライダーと共に仮面ライダー鎧武1年間応援宜しくお願いします。
— 山口純一 (@junichi_yama) October 5, 2013
ちょうど放送開始直後に今回のライダーマスクをデザインされた山口純一さんのこんなツイートが。
あの変身シーンを初めて見た家人は「なにこれ(笑)」と笑っていましたが、あの電王の割れる桃ですら最後には見慣れたので(え?そんなことない?)すぐなれるのかな。
むしろ動くところを見たらかっこいい!となるいつものパターンでした。
あともうひとつ、初めて戦極ドライバーを持った主人公が、ハードウェア的に操作方法を体得する所が、デザイナーとして興味深かったです(笑)
というか「こっちのでっぱりを、こっちのへこみに…」という気付き、螺旋階段(柱)をぐるぐる回ってみたり、まさか日本書紀…!?というのは単なる妄想ですか、そうですか(笑)
以上、ネタバレ情報など一切見ずに第一話だけ見たところでの感想でした。
つかみ的には結構良かったと思いますし、また来週も楽しみだなー。
それにしても毎年プレミアが付いてしまう変身ベルトのおもちゃ…
本当に欲しい子どもたちが手に入れられないって辛いですよね…
クリスマスプレゼントにする予定のお父さんは、今のうちから確保しておくほうがオススメだと思われます。
そしてあの衝撃の変身シーンを再現したフィギュアすげえ(笑)
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