肉族の集う門前仲町の肉バル「Carne Tribe(カルネトライブ)」ハンバーグ、ステーキ、ワイン、なにもかも超美味くて間違いない
「あー、この人なら間違いないよなー」って人がいる。
物を買う、話をする、一緒に遊ぶ、Webの記事なんかもそう。
その中でも、個人的にかなり重視しているのが「料理とお店」について。
新しいお店を開拓する楽しみはもちろんあるけど、その中で見つけた「あの人のお店なら間違いないよね」ってところはついつい通ってしまう。
今回、私にとってそんな間違いない人たちが独立して新しい店を始めるというので行ってみた。
それが今回ご紹介する肉バル「Carne Tribe(カルネトライブ)」
場所は門前仲町の3番出口を出て、路地を入ってすぐのところ。
で、どうだったか?
とりあえず、自分の感覚は正しかったと思った。
その反面、美味しすぎて満腹の感覚がおかしくなった。
写真を見返したらびっくりするくらい食べて飲んでた。
とにかくハンバーグが、ハンバーグが美味かった。
連れて行った友人はその場で近くに住む知り合いに興奮をメッセージして、その場で予約が完了してた。
そんなお店なので、たぶん間違いないと思います。
ここから写真、多いです。
門前仲町駅の3番出口から徒歩3分
こちらがお店の外観。
ちなみに店名の「Carne Tribe(カルネトライブ)」ですが、こちらは「肉」を意味するスペイン語「Carne(カルネ)」と英語で「部族」を意味する「Tribe(トライブ)」を組み合わせた造語です。
日本語だとストレートに「肉族!」という感じでしょうか。
お店のロゴも肉を持ったリーゼントの原始人ですしね。
私にとって間違いない人たちの間違いないお店
こちらが店長のツトムさん、間違いのない人の一人。
元六本木の肉の旨いビール屋「CLUB HOUSE(クラブハウス)」の店長さんで、私の惚れこんだ笑顔と接客はもちろんこのお店でも健在。
普段なら「ビールを!」といきたいところですが、「樽生スパークリングがオススメですよ!」なんて言われたら飲まないわけには。
これがもうすごく美味しい。(580円)
こちらがお通しの牛肉のたたき。
「特技は!お通しカット!」と以前ある女性芸人が叫んでいたが、そんなおざなりなお通しなんかじゃ決してない。
さながらこれから食べるお肉の予告編とでもいうか、これだけで思わず目を見開く美味しさ。
目線を上げると店内は打ちっぱなしのコンクリートに木を合わせたいわゆる「オシャレ」な雰囲気。
その奥、ガラス張りの厨房にいるのがもう一人の間違いない人。
シェフのヒカルさん、ちなみに漢字で書くと「輝さん」
彼の作る料理がこれまたどれも素晴らしいのです。
まさに胃袋をワシヅカミされる感じ。
まず運ばれてきたのが前菜のCarneTribe盛り(1480円)。
プロシュート、厚切りベーコン、ポークリエットなど。
続いてはみなせ牛のタタキとパクチーのサラダ(1200円)。
パクチーが好きで良かったと、この時ほど思ったことはありません。
牛のタタキとのバランスが絶妙です。
秋田県産黒毛和牛”みなせ牛”のステーキ(1980円)。
こちらはイギリスの塩もしくはわさび醤油でいただきます。
個人的に塩と醤油が美味しい飲食店にハズレなしという持論があるのですが、その説がいっそう強度を増しました。
特にこの少し甘みのある醤油がとても美味しくて、同行した友人はまさかの醤油お持ち帰りを希望するほど(無理です)。
ここでワインを投入。
このお店では国産ワインがオススメということで、おまかせして長野県の松本平ブラッククイーンというものを。
ちょうど先日長野に行ってきたばかりなので、そんなのもいいなと思いつつ。
店長さんについでいただきました。
さて、ここまで淡々とした文章でご紹介しておりますが、実際には美味しすぎてテンションがおかしなことになっておりました。
美味い→笑顔→美味い→笑顔→美味い→笑顔→…の無限ループ状態。
向かいに座った友人にカメラを取られて撮られてました。
我ながら幸せそうな顔をしています。わりとずっとこんな顔してました。
これだけは何があっても食べるべき…!黒毛和牛のハンバーグ
さて、がっつり肉といえばステーキを思い浮かべる方が多いと思いますが、このお店で絶対に食べてもらいたいのが、こちらの黒毛和牛のハンバーグ(1680円)です。
まずこの形、俵型を超えてまるでゲンコツのような見た目。
え?じゃあ中まで火が通っていないんじゃ…と思われた方はさすがです。
こちらのハンバーグはテーブルでざくっと割って…
熱くなった鉄板の上でお好みの焼き色になるまで火を入れるのです。
そして口に入れるとさらに驚くことでしょう。
その秘密がこちら、ハンバーグといえば挽き肉ですが、これまでの粗挽きの概念を超える粗さなのです。
これによってハンバーグでありながら圧倒的な肉感を感じることができるのです。
ハイボールで一休み。
このあたりから感覚がおかしくなってメニューの上から持って来い状態に。
こちらはCarne Tribeのメンチカツ(1個280円)。
メンチカツなんて大体同じでしょ?なんてことはすでに思わなくなっているのですが…
芋か何かと思いきや、角切りの脂身が入っているのです。
でも全然しつこくなくてとても美味い。
さらには骨付きラム肉のグリル(1980円)。
メニューに牛レバーのグリルと牛ハツのグリルというメニューがあったので、お願いしてハーフ&ハーフで出していただきました(各750円)。
誰ですか?レバーって生が美味しいよねーなんて言ったのは?
もうこれが火を通すことで甘みとやわらかさが引き出されて、しかし全然臭みを感じずものすごく美味しいのです。
もちろん、ハツも歯ごたえと味わいがたまりません。
心臓だけに命を食べてるな…という感じ。
「いや、これはハーフで出すべきですよ!」と力説したところ「ブログ見ました」でハーフにできるようにします、とのこと。
黒毛和牛の牛スジ煮込み〜チーズのせ焼き〜(850円)
チーズによる洋風な味わいがたまらないです。
終盤なのにステーキ3種盛り合わせ(2480円)。(牛ハラミ、八幡平ポーク、地鶏)
そしてやっぱり締めは頼みたいよね!
と頼んだのが土鍋ご飯”炊きたてあきたこまち”(1人前800円で2人前から)です。
こちらは少し時間がかかるので前もって注文しておくことが大切。
ご飯の炊き上がった土鍋をあける瞬間は日本人でよかったなと思うひと時。
こちらのご飯には和牛すね肉のしぐれ、和牛たたき、和牛入り薫カレーがついてきます。
ここまで散々肉を食べてきたはずなのに、まだ肉が食べられる、食べたい!と思える不思議。
とはいえピクルスのさっぱり感もうれしくて(480円)。
何かのリミッターが壊れてしまった私たちはデザートを全品注文。
マスカルポーネチーズケーキ(500円)、レア仕立てのガトーショコラ(500円)、バニラアイスとシャーベット(各250円)です。
個人的にはガトーショコラの濃厚さにノックアウトされました。
これだけ食べに来店したいと思うほど。
この間違いないお二人、高校の同級生で大学も同じだったのだとか。
店長ツトムさんはお酒バーテンダーの道へ、シェフヒカルさんは料理の道へ、いつか一緒にお店を出そうと、その頃から考えていたそうです。
その後同じ店で働き、独立してできたのがこの「CarneTribe (カルネトライブ)」なのです。
いやぁ、想像するだけで色んなことがあっただろうし、今回の開店が感慨深いだろうなぁ…!と。
そうそう「野望とかあるんですか?(族ってくらいだし)」とうかがってみたところ
「まずはスタート地点に立ったばかりですが、この門前仲町でお肉旋風を巻き起こし、ゆくゆくは周りにたくさんの肉の店を出したいんです!」と。
おそらく族的な意味で言うところの「全国制覇!仏恥義理!」のことかな?
気が早いですが今から楽しみすぎます。
というわけで門前仲町「CarneTribe(カルネトライブ)」は2015年9月16日オープンです。
店舗情報
〒135-0048
東京都江東区門前仲町1-9-7 LINKS仲町1F
CarneTribe カルネトライブ
03-6458-5856
ランチ 11:45 – 14:30
ディナー 18:00 – 25:00
土曜日 18:00 – 25:00
日曜・祝日 16:00 – 23:00
定休日 月曜日
FBページはこちら → CarneTribe カルネトライブ 肉バル
まだ食べログなどにも掲載されていないですから、今のうちに是非行ってみるといいと思います。
間違いないので!
「こいつなら間違いない」って言われる人に、私もなりたい。
— タムラカイ(タムカイ) (@tamkai) 2015, 9月 16