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デザイナーの父親が子供の手書き文字でフォントを作った理由と顛末


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後ろ姿で失礼します、タムカイです。
あ、すみません、今ちょっと仕事中でして…

え?お仕事ですか?
ああ、はい、デザイナーってのをやらせていただいております。

え?デザイナーの仕事といえば今話題のあの…?
いやいやいや、違います違いますよ…!!
まあ、あの問題については個人的にkmんが塩津gはr;いskん(ry

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と、ここ最近よく聞く業界のゴタゴタした感じはさておき、わたくし仕事やら何やらの都合で帰宅するのが遅くなってしまうことがよくあります。

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そうすると、日中はあんなに騒ぎまくりまとわりつきまくりの子供たちもすっかり寝てしまっていることがほとんど。

子供を起こさないようにそーっと玄関の扉を開けて、ゆっくりリビングへ向かう動作にも随分慣れてまいりました。

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一方、パパ産業も七年目に入ってくると子供たちとのコミュニケーションの幅はとどまることなく広がっていきます。
しゃべり言葉で語彙が増えていくのはもちろんなのですが、一番の変化はなんといっても「文字」を使うようになるところです。

簡単にいうと帰宅して食卓の私の席にこんな手紙が置いてあるんですよね。

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なんでしょう、この自分の子が書いたんじゃなければ到底解読しようとは思わない、いやでも全力でメッセージを伝えようとしている健気さ…!(親バカ)

読んでいると疲れも吹っ飛んでいくような!

二日酔いしそうな酩酊具合が恥ずかしくなってしまうような!

手で書くことはいいものですよ!」なんていうテーマで「ラクガキノート術」という本を出させていただいた私としても、こういった形で思いを伝えてくれるのは非常にうれしいことなのです。

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でも最近、先輩パパたちが私にこう言うんです。

そういう手紙を書いてくれるのも今だけなんだよね…!」と



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な、なんだって…!そんなの信じたくない…!

でも彼らの目はとても真剣で、とても嘘を言っているようには思えないのです…!

この幸せなひと時がなくなってしまうなんて耐えられない…!
どうすれば、どうすれば…!

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あっ!

書いてくれなくれなくなるなら自分で作ればいいんだ!



となると、決め手になるのはやはり文字!

そうだ子供の手書き文字でフォントを作ろう!!

ということで、ようやく今回の本題です。


手書き文字をフォントにするサービス「PaintFont.com」

まず、一見大変そうに思える手書き文字からフォントを作るという作業ですが、なんと手書き文字をアップロードするとフォント化してくれる超便利なWebサービス「PaintFont.com」があったのでこちらを利用してみることにしました。

Pf001

PaintFont.com
http://www.paintfont.com/

手順としては以下の感じです。


1.フォントに使用する文字を決める

150821 1450 509

PaintFont.comのサイトで、フォントに使う文字を選択します。
クリックすると使わない文字が消えていくのでひたすらポチポチと。

うれしいことに日本語もあります。ただし漢字はそれほど多くなく、実用的とはいえない感じですね。
今回は最低限ということで数字とひらがなだけで作成することにしました。

使用する文字が決まったらテンプレートをダウンロードします。
こちらはPDFもしくはPNG形式が利用可能です。


2.文字を書いていく

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こんな感じのテンプレートに文字を書いていきます。

方法としては
・紙にプリントアウトしてそこに書く
・パソコン上でペンタブなどを使って書く
・紙に書いた文字を一文字ずつテンプレートに貼り付ける
の3通りになるかと思います。

日本語のガイド文字が全て「?」になってしまうので、最初に文字を選択した時にスクリーンショットを撮っておいたほうが良いです。


3.データをアップロードしてフォント化する

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テンプレートを埋めたらデータをPDFやPNGの形式にしてアップロードし、フォント化します。
完成したフォントファイルをインストールするとパソコンで手書き文字のフォントが使えるようになります。

ね、思ったより簡単でしょ?

しかもこのサービス、無料で利用できるんです。
あまりのすごさに「本当に無料でいいの!?」と思ってしまうほど。


ということで、子供と一緒にフォント作りをやってみた!

さて、フォントを作成する手順自体は簡単なのですが、一番の難関は「子供に文字を書かせること」これです。
なんといっても普通のひらがなに加えて濁音、半濁音、拗音(ようおん:小さい文字)と今回は90文字も必要なのです。
(ネタ的には過去の手紙からサンプリングできれば最高だったけど、さすがに難しかった。)

こういうときに使う手はこの数年で学んできました!

おススメできないのがお菓子やおもちゃで釣る方法、一時的にやる気を引き出すことができますが、その後クセになってしまいます。

となれば正攻法で、親がテンションを高めて!一緒にやる!これですね。
後は切り出すタイミングが重要、こちらは家人対応で鍛えてきた空気読解力をフル活用します。

楽しそうにしている、しかし何かの遊びに集中してないタイミングを狙って…!

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「自分で書いた文字がパソコンで使えるようになるんだよ!すごいよねー!」

「うん(いまいちイメージできてない)」

「お父さんやってみたいなー!どう?やってみたい?」

「うーん、どうしよっかなー…」

よーし!じゃあ、一緒に書こう!一緒に書くならやる?

「うん!」

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ということで一緒にどんどん書いていきます。
テンプレートに直接書き込むことも考えたのですが、下の子はまだ文字の大きさが安定しないので、白い紙にどんどん書いていく方式でやることにしました。

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たまに写真を撮ってやるのもテンションキープに役立ちます。

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まだ分からない字もあるということで、私も一緒に書いております。

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いくつかの文字の書き直しも含めて書けたー!

今回はここからさらにお父さんの作業です。

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ScanSnapで先ほどの文字を取り込んだら…

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画像編集ソフトのPhotoShopで開いて…

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一文字ずつ切り抜いてサイズを調整して…

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テンプレートを埋めていきます…地味です(笑)

え?結局また仕事してるみたいになってるじゃないかだって?

いや、そもそも「仕事」って何かって話なんです。
仕事って自分ができることで相手に喜んでもらうことかな、と思うのです。
私は幸いにしてこういった画像編集ソフトの操作ができたり、楽しいことを考えたり、かっこよさ・美しさなんかを検討することが好きで、それを「デザイン」という形でお仕事にさせていただいてますし、好きなことなので遊びにだってこの要素が当然入ってきます。お客さんのためにするのも、自分のためにするのも、子供のためにするのも根本は同じこ…

すみません、作業を続けさせていただきます。

そんなこんなでこの辺りで子供のマダー攻撃に耐えつつ作業すること数十分…

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で、で、できたー!



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その隙に上の子は紙のテンプレートに直接書き込んでくれたのでこれで二人分!

これを先ほどのサイトにアップロードすると…

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見事二人分の手書き文字フォントが完成しました!!

このフォントがあれば、こんな手紙やあんな手紙も作り放題なのです!
子供が大きくなって、お父さんに手紙を書いてくれなくなっても、お父さんはもう怖くないんです!

なぜならこのフォントを使えば…ほら!



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ここでこの画面を見た家人が一言

「いや、それはさすがにちょっと虚しいというか切ないというか…」


手に入ったのはフォントなんかじゃなかった

薄々気づいていたことをズバッと言われると逆に清々しいものです。
ええ、私だって文字を打ち込みながら「あれ?違うかな?」って思いました…。

でも、この画面を見た子供は言ってくれたんです。

わあ!私の字だー!」って

そう、結果はどうあれ子供と一緒にフォントを作ったということは事実です。子供たちはこの日のことを忘れてしまうかもしれないけど、今こうして書いているブログがいつか読まれて、その時思い出すかもしれません。
そして、できあがったフォントはデータとして写真とはまた違った記録になってくれましたしね。

子供が手紙を書いてくれる回数は減るかもしれませんが、その分違うことを一緒にできるはずだし、そういうことをこちらから積極的に持ちかけることが大事なのかな、とそんなことを気づかせてくれたひと時でした。





最後に、ちょっと悩んだのですがやっぱりこのフォントを使って自分へのメッセージをひとつだけ作っておくことにしました。

いつか子供に聞かれた時、自信を持って答えられるように、予行練習もかねて。


What design is


これからもずっと、答えを探していくんだと思っています。


難しいことはともかく、手書き文字でフォントを作るのはとても楽しいので大人子供問わずオススメですよ!


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子供と一緒にやってみたシリーズにはこんな記事もありますのでよろしければ。
きっと楽しんでいただけると思います!


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