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参加者の創造性が最高のエンタメ!東京カルチャーカルチャーで「ハッピーラクガキナイト vol.1 〜ラクガキポーカー編〜」を開催して


Happyrakugakinight

本当に、ラクガキが好きでよかったなと思った夜でした。

2016年9月20日に「アイデアがどんどん生まれる ラクガキノート術 実践編」を出版いたしました。この本は、私がデザイナーとして働きつつラクガキコーチとして活動する中で感じてきた「もっと多くの人が、描いて考えて伝え合って欲しい」という想いを込めて書いたものです。

今回さまざまな偶然が重なり、10/11にお台場にある東京カルチャーカルチャーというイベントスペースでこの本の出版記念イベントを開催させていただくことができました。

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アイデアがどんどん生まれる ラクガキノート術 実践編」出版記念!タムラカイのハッピーラクガキナイト Vol.1 ~新感覚ラクガキカードゲーム「ラクガキポーカー」の巻~ | Peatix
http://rakugakinight01.peatix.com/

ブログ仲間で大親友のむねさださんがすでに驚きの早さでレポート記事を書いてくれたので、イベント概要はこちらに譲りつつ……

タムラカイの「ラクガキノート術実践編」出版記念イベント開催!ラクガキポーカーで会場中が1つになったぞ! #ハッピーラクガキナイト | むねさだブログ
http://munesada.com/2016/10/12/blog-8752

この記事ではどうして今回の出版記念イベントをカルカルという場所で開催することになったのか、なぜ「ラクガキポーカー」というゲーム形式になったのか、裏側でどんなことを感じていたかを中心に記録を残しておきたいと思います。

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きっかけは河原あずという男

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今回のイベントが東京カルチャーカルチャーになったきっかけは、この場所を運営するニフティで働く河原あずという男でした。

出会ったのは2003年、新卒入社した会社での英語研修でのこと。

このタムラカイという男とはじめて出会ったのは2003年。前職の会社に新卒で入社したとき。TOEICの入社時の点数が規定に達しなかったひと用の研修で、隣の席でずっと独特のタッチのラクガキをノートにしていたくせにクラスでいちばんの点数をとってたのが彼でした。

とにかく、そのラクガキの線の印象とタッチにぼくは若いながらに驚愕して、ぼくの深層記憶のどこかが揺さぶられるくらいの衝撃があったのです。

彼にとっては強く印象が残っていたようなのですが、お恥ずかしながら私自身はこの時をまったく覚えておらず。ただ後から聞いた時に、知らず知らずのうちに誰かに強い影響を与えることもあるんだなぁと思ったものです。

時は流れに流れて2015年12月、幾人かの縁が複雑に絡み合い、当時サンフランシスコに駐在していた彼が一時帰国したタイミングで再開。

そこから飲んだりやりとりするようになり、今年夏に任期を終え帰国した彼と彼の上司を交えて打ち合わせをした際に「本も出るし、カルカルでイベントしてみない?」と非常にフランクな流れでイベント開催が決定していました。
ちょうど本の原稿執筆に追われて正常な判断ができていなかった頃、即答で「はい!」と答えた記憶だけが残っています。


カルカルこと東京カルチャーカルチャーはニフティ株式会社運営の「ネットとライブを結ぶ場所」というコンセプトの飲食店で、連日イベントが開催され、その名の通り多くの文化を生み出してきました。もちろん私も足を運んだことがありましたが、まさかあのステージに自分が立つとは想像したこともありませんでした。

しかもこの時点で彼は私のラクガキ講座などを直接見たことはなかったはずで、よくもまあそんな状態でオファーを出したなと思ったのですが、後にこう語っておりました。

なんかね、単に飲んでても、あるんですよ。このタムラカイというひとは、細かいところを追わずとも、世の中の琴線から外さないことをきちんとやってのけるひとだっていう、ある種の信頼感が。

それはたぶん、2003年の、あのタッチを知ってたから、生まれた共感覚なのかもしんない。自分の伝えたいことを伝えるためにもがきながら生きて、広く世に受け入れられるスタイルを確立していった過程のようなものが、彼のアウトプットからは、断片からすでに見えてくるのです。

これを読んで分かる通り、ラクガキを見て酒を飲んでしかいないのに謎の信頼感。でも、ここまで言われたらやるしかないでしょう。


ラクガキポーカーの誕生と不安

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ということでイベント開催が決定したのですが、この時にいくつか考えたことがありました。

・単に著者が話すだけの出版パーティーにはしたくない
・ラクガキ講座をここで開くのはなにか違う、エンタメ方向にしたい
・とはいえただの遊びでなく、本の内容を体験から理解できるようなもの
・様々な人が来るイベント、せっかくなので参加者同士の交流を生み出したい
・カルカルでやるなら、新しいムーブメントになるくらいの気概で!

こうしたことをずっと考えながら悶々と執筆作業を進める中、ある日、文字どおりひとつの風景が頭に浮かびました。

参加者が、自分の描いたラクガキを見せ合いお互いに笑顔になっている。
誰が上手、誰が下手ではなく、お互いの表現の面白さをたたえ合い、そこからさらに何かが生まれている。

そして何より私自身がその光景を楽しそうに見ている……。


私が何かを考える時に多いパターンなのですが、まずイメージを先に思い浮かべてそれを実現するために「どうすればよいか」と要素を積み上げていくという、まさに「ラクガキノート術 実践編」で解説した通りのプロセスをたどって行きました。

一番初めに描いたメモを見ると「プロレス」や「オークション」といった言葉に混ざって「チーム戦」「インディアンポーカー」の文字があります。

その後の打ち合わせで「ラクガキポーカー」の構想を話すのですが

なので今回もぼくはタムラくんとの打ち合わせでは「それいいねーやってみようよ」と「お客がんばって呼んでね(笑)」しか言ってなくて

と、この反応。

ここからあれよあれよとイベントの準備を進めていくのですが、別の知人にラクガキポーカーの構想を話すと「え?なにそれ?よく分からないんだけど…」とのコメント。普通の出版イベントのフォーマットだったら決して出てこないコメント。

まあ、なんとかなる気はする。
でも、その反応の理由も分かる。

苦悩しつつ、イベント内容やルールのチューニングをしていったのですが、実際のところ蓋を開けてみるまでどうなるかわからず、ひたすら不安な日々を過ごしておりました。


「新しい」というのは、未知のもの

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結論からいうと、今回の「ラクガキポーカー」は思いついた自分自身の想像を超えた盛り上がりを生み出すことができました。

参加者の「で、どうなるの?」という状態から、ある瞬間に小さな火が着き、次第に炎のように熱狂が広がっていく様子を目の前で見て、他でもない私が一番興奮していました。

いうなれば「創造的高揚感-クリエイティブ・ハイ-」とでもいう感じ。
(あ、いいなこれ。しばらくこれをテーマに色々できそう)



今回のイベントについて私の視点で説明すると、本の中で「とにかくやってみよう」という言葉で、実行してみることの大切さを解説しているのですが、まさにその通りとにかくやってみるのが最大の目的でした。
実は参加者の方が分からないレベルで、現場の反応を「よくみて」ルールを調整したりということもやっていました。
たくさんかんがえた」中にはどうすればあの風景が実現できるだろうという他に、カードはこのくらいの大きさが良さそう、画材は童心に戻れるぺんてるのクレヨンを使うと盛り上がるだろうという内容もありました。

参加者の方々もゲームが進むにつれてどんどんこちらが想像もしてなかったアイデアを出したり、「次やるならもっとこうしたい!」という声が聞こえたり、こちらも「よくみる」「たくさんかんがえる」「とにかくやってみる」のサイクルが回っていたように感じました。

何より参加者の皆さんと「創造的関係性」すなわち「たのしみあえるつながり」を作れたことこそが、このイベントの成功につながり、同時に「ラクガキノート術 実践編」の内容を体験できる構成にすることができたのではないかと思います。


前述の通り、構想時に「え?なにそれ?よく分からないんだけど…」というコメントをもらいました。しかし、そのコメントをした当人が「いや、やってみたらすごい楽しかった」と言ってくれました。

ここから結果的に分かったのは「新しいというの未知のものである」ということです。説明だけで誰もが理解できるものではない、でも一度経験すれば理解できる。そのためには「とにかくやってみる」しかない…。


実際のところ、この日にやったことをそのまま言葉にしても「それの何がおもしろいの?」と言われてしまうと思います。実際、企画した私自身がどう説明していいのか、今でも考えています。
イベントレポートを書いてくれた知人も「おもしろかったけど説明できない!」と苦悩しているようでした。

でも、私は無理に言葉にしなくてもいいかな、と思うのです。
それこそ、ラクガキでしか伝わらない「なんとなくこういう感じ」があるのと同じように、まずは体験して「おもしろい」と思えればそれが一番なのかな、と。

本当に楽しいひと時でした。
なにより、参加してくださった皆様、関わってくださった方々のおかげです。

やってみたことで見つかった調整の余地はたくさんありますが、おかげさまで2016年12月に渋谷へ移転するカルカルでもラクガキポーカーをやりたいね、なんて話も出ております。この、まだ言葉にできていない楽しさを、機会があれば是非多くの人に体験していただけたらな、なんて思っているのでした。


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