自分に「現状維持バイアス」があることを自覚して壊していく生き方
やればいいと分かっているのにできない、あるいは新しいことを始めるのが億劫な気持ちになることがあります。
こういう時に自分のことを「意志が弱い」と責めがちですが、そもそも人間が本能的に現状を変えたくない生き物なんですよね。
大きな状況変化ではない限り、現状維持を望むバイアス。未知なもの、未体験のものを受け入れず、現状は現状のままでいたいとする心理作用のこと。
そんな話題から書き出してみたのは2017年にすっかりこのブログの更新を止めていたからです。
ええ、ちゃんと分かっていたのですが、どこか目をそらしていたところもありました。
ただ、これにはちゃんと理由がありまして、それこそが「現状維持バイアスを壊したかった」からなのです。
その前に自分の2017年を軽く振り返り、一言で表現すると「突破」がテーマの1年でした。
仕事とプライベートで国内外を飛び回ったり、NHKディレクソンなるイベントをファシリテーションユニットFC POPでプロデュースし、その流れで番組出演してみたり。
中でも一番大きかったのは「グラフィックカタリスト・ビオトープ」というチームを作って、自分と周りの人たちの働き方を積極的に変えて行ったことでした。
「仕事とはかくあるべし」ではなく、次のカタチを探していきたいなと思い行動に移したこの活動は、ワークストーリーアワードを受賞するなどある程度の結果を出すこともできました。
参照リンク:Graphic Catalyst Biotope – グラフィックカタリスト・ビオトープ
参照リンク:“ラクガキ”のワクワク感でつながるチームが、社内外のコミュニケーションをはぐくむ
あらためてブログをはじめた理由を語る中で
文字通り普通に働いていた自分が、今のような活動をするようになったきっかけが「ブログ」でした。
このエピソード自体はこれまでも話してきたものだったのですが、そんなブログとの付き合い方が変わってしまったかもと思った瞬間がありました。
なんとなく、ご飯を食べに行ったら写真を撮って紹介しなきゃとか、物を買ったら開封から丁寧に写真を撮ってレビューしなきゃいけないとか、無意識に考えてしまった自分に気づいたのです。
決してこういうことを悪いと言いたいのではなく、最初は楽しくて始めたはずのものがいつのまにか義務だと感じてしまった時、自分自身がやりたかったことってなんだろう?と考えて、選んだのがその現状を維持しないことでした。
ちょっと時間はかかってしまいましたが、そろそろ自分の中で答えが見えたような気がします。
ただ今度はその状態が「現状」になったので、そろそろこれを壊していかないとなーと、このエントリを書きはじめてみたのでした。
本日のうがち
「現状維持バイアス」の存在以上に大切なのが、自分の「現状」を正しく知るということです。
だらだらと怠惰な状態は言わずもがな、その時うまくいっていることすらも「現状」たりえます。
時に、うまくいっているやり方を一旦捨てる勇気こそが、これからの世界をいきていく上で大切になるはずです。
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