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本能的に理由・原因を求める人間と「物語る力」の重要性


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すっかり機会は減りましたが、子供が幼い頃には寝かしつけに昔話や読み聞かせを求められることがよくありました。
桃太郎にかぐや姫、定番のレパートリーを出し尽くすと、その場で即興で物語を作ったり、時にはその日あったことを子供に伝わるように話すことも。

ここ最近、あらためてそんな「物語る力」の重要性を感じる機会が増えたと感じています。

一つには昨年受賞したワークストーリーアワードに関連して、自分のこれまでのエピソードを話す機会が増えたことがあげられます。(アワードの名前もまさに“ストーリー”ですしね)

なぜ、自分がこうした活動に至るようになったのか、ただ時系列で出来事を列挙するだけでなく、その原因や心の動き、葛藤などを伝えることが求められます。時には相手にその情景を思い浮かばせるような表現を入れ、使う言葉もインタビュワーやその先に記事を読む人を想定して選ぶ必要があります。


こうして人に物語る機会が増える中で、自分自身も物語を求めていることにあらためて気づきました。

この人はどうしてこんなことをしているんだろう?このアイデアに至る理由はなんなんだろう?どういう感情とともに生きてきたんだろう…。
これらが自分の中でしっくり来た時、その相手に好感を抱いたり、応援したくなったりするのです。

そう思って見てみると私たちの周りには物語が溢れていて、その量は以前よりずっと多くなったように感じます。

以前は新製品といえばTVCMで有名タレントが商品名を連呼するようなものが多かったですが、このところ短い時間にストーリーを盛り込んだり、メイキングを含めてWebに続くものも増えました。
少し毛色は違いますが、最近増えたクラウドファンディングも単なる機能だけでなく、開発者自身のストーリーが重要になってきています。


人という生き物は、結果だけを見せられても納得できず、その原因・理由を求めるようにできています。特にその結果が意外性のあるものだった時、その欲求は計り知れないものになります。

その欲求に応えるための力が「物語る力」なのです。

本日のうがち

この先の世界では、いわゆる「イノベーション」に代表される、非連続で意外な発展がどんどん生まれ、また求められます。同時に意外性は相手に「納得したい」という欲求を抱かせます。

納得させるために「実行する」ということはもちろん必要ですが、加えていかに原因・理由を立てて「物語る」ことができるか、普段からその力を磨いておいて、損はないと思うのです。

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