「まさかコカコーラとグラスでこんなに感動できるなんて!」リーデルのコーラグラスで極上の体験を。
「コカコーラ専用の高級なグラスがある」と聞いてどんなことを思い浮かべるでしょうか?
道楽の一品?趣味のもの?自分とは縁が無さそう…?
ただ、それを作ったのが250年の名門ワイングラスブランドリーデル社で、しかもコカ・コーラ社が全面協力していると言ったら、ちょっと気になる人がいるかもしれません。
今回、そのグラスのテイスティングセミナーに招待していただいたのですが、私自身は昨年こちらのビールグラスセミナーに参加させていただき、グラスによって飲み物の香りと味が全く変わるということを体験していたので、かなりワクワクしていたのでした。
ちなみに日本ではRSN JAPAN 株式会社(リーデル/ナハトマン/シュピゲラウ)が一括して取り扱っているんですね。
さて、会場に着くと何ともおしゃれなディスプレイがお迎えしてくれました。
コーラの瓶にバラの花が刺さっているのがこんなにかっこいいなんて!(笑)
今回の主役、コカコーラとグラスです。
2年の歳月をかけて出来上がったグラス
会場をホールに移してセミナーが開始。
まずはコカ・コーラジャパンの清田さんからコカコーラ社の歴史など。
今回のグラス開発の様子がまるでアートのようだったとおっしゃっていたのが印象的でした。
続いて、RSN JAPAN PR担当の小島さんからリーデルの歴史と今回のプロジェクトについてのお話が。
創立は1756年、なんとモーツァルトが生まれた年なんですね。
そしてグラスの形状がワインに及ぼす影響に注目したのがリーデルだった、と。
このグラスができたきっかけは2年前、コカ・コーラ社のブラッド・フィールズ氏から
「コカ・コーラの魅力を最大現に味わうことのできるグラスを作ってほしい」
と依頼されが開始、お互いの持つ力を交換し、何度もプロトタイプを作り、テイスティングを繰り返して完成したとのこと。
お互いが一流ですから、とりあえず作ってみたとかでは無いんですよね。
いよいよグラスセミナーが開始
今回のセミナーはリーデル家11代目当主、マキシミリアン・リーデル氏が直々に説明をしてくださいました。
彼自身がグラスのデザイナーでもあります。
テーブルの上にはプラスチックコップとリーデルのグラスが
そしてよく冷えたコカコーラの瓶。
グラスセミナーはマクシミリアン氏の指示に従って、コーラの味と香りを体験するカタチで進んでいきます。
というわけでまずは瓶から一口。
いわゆる「コーラを飲んだ」という感じですね。
この時点では特に何の疑問も感じません。
と、ここで指示がありプラスチックコップにコーラを注ぎます。
言われるままに香りを嗅いでみると、いつものコーラの香りなのですが、彼は言いました。
「瓶の時には香りは感じられないですよね、ただ、ちょっと香りが開いてない感じがありますね」と。
正直この時点でこの言葉の意味がちゃんと分かっている人はほとんどいなかったはずです。
そしてこの泡の大きさを覚えておいてください。
さてここで主役のグラスを手にします。
このグラスはとても薄く、大きさに対してその軽さに驚く人も多いんですよね。
実はこの薄さにも秘密があり、冷たい飲み物を飲むなら薄いグラスの方がいいのだそうです。
比熱の関係でグラスが飲み物の冷たさを奪ってしまうのですが、薄いとそれが最低限に抑えられるのだとか。
そしておもむろにグラスに注ぎ…
指示に従って香りを。
この瞬間のことを今でも鮮明に覚えているのですが、会場にいた人たちが同時に
「おぉ!」
という感嘆の声をあげたんですね。
もう香りが全然違うんです、そう先ほど言われた通り、華やかなんです。
そしてもう一つは注いだ時の泡の大きさが全然違うんですね。
これによって同じコーラなのに口当たりが全く別ものになるのです。
飲んでみると口の中にするりと、滑らかにコーラの味が広がります。
まさか、グラスを変えるだけで、いつも飲んでるコーラの印象ががこんなに変わるなんて。
また、比較することによって違いがハッキリと分かるんですよね。
さて、ここまでの体験でこのグラスがとてもすばらしいものであることは分かりました。
その上で、自分なら誰にこのグラスを薦めるかな…と思って思い浮かんだのが…家人でした。
子供が生まれてから、あまりお酒を飲まなくなって、だけど一緒にゆったり時間を過ごしたくて。
そんな時に私がビールグラス、家人がこのグラスなんて感じだと良さそうだな、なんて。
さて、今回もテイスティングセミナーの様子をノートに描いてきました。
とはいえ、このグラスでの体験をノートで伝えるのは難しい…!(笑)
ちなみにダイエットコークやコーラ系のカクテルでもばっちりだとのこと!
自分でコーラを飲むのはもちろん、お酒を飲めない方と大切な時間を過ごすためにも、と考えるとこんな贅沢もいいかな、と思えたのです。
The COCA-COLA + RIEDEL GLASS
http://cocacola.riedel.co.jp/
ちなみに、グラスはアマゾンで購入することもできます。
チューブ缶入りのグラス一脚は定価3000円(税抜)
箱入りのグラス二脚セットは定価4000円(税抜)となっています。
そして、あらためてこちらがグラスの奥深さを教えてくれたビールグラスセミナーの記事になります。