ScanSnapアンバサダーになった日の夜のこと
深夜に帰宅して、鍵をガチャリと回し扉を開けると静まりかえった玄関。
家人と子供たちはすでに寝ているみたい。
薄暗い廊下を進み、リビングの電気をつけると、食卓の私の席に大小一つずつの封筒が置かれている。
大きくて茶色い封筒には、笑った時の口のような見慣れたロゴマーク。そうそう、今朝気になってネット注文した本が届いたんだと思い出す。便利な時代だ。そういえば配達完了のメールを帰りの電車の中で読んだんだっけ。
一方、小さな白い封筒には住所はおろか宛名すら書かれていない。なんだろうなと開けてみると、端と端がそろわないまま勢いで折られたコピー用紙に、クレヨンで殴り書きされた文字。
「お と ぉ さ ん お か え り」
書かれたときと同じ、ゆっくりとしたペースで解読して紙を開くと、中には水玉のシャツを着てメガネをかけた笑顔の人、間違いないこれは私だ。その周りには同じくらいの大きさの女性と、小さな女の子が二人。
思わずふふっと笑みがこぼれる。
白い紙と数色のクレヨンで人を笑顔にできるって、これってあらためてすごいことだな、と思う。明日「うれしかったよ」と伝えてやろう。自分の両親が私にそうしてくれたように。同時にきっとそういうことが何度もあって、だから私は今も絵を描いているんだな、とあらためて。
あれから大人になって、世の中はどんどん便利になった。誰でも写真を撮れるし、それをすぐに送ることもできる。描いた絵はスキャンして場所を気にせず残しておくことができる。直接手渡しするのが難しい遠く離れた相手にネットを使って送ることもできる。
その内に、こんな便利な時代だからか、手で描いて伝えるとなんだか相手が喜んでくれることが分かってきた。やっぱり手で書くってとっても楽しいことだよ、それがその人にしか描けない絵ならなおさら!そんなことを伝えようとしていたら、「ラクガキコーチ」って不思議な肩書を名乗るようになっていて……
冷蔵庫のミネラルウォーターをコップに注いで一口。
「さて、この手紙もスキャンしておくか。」
というわけで、愛用しているスキャナ、PFUのScanSnapのアンバサダーになりました。肩書としては「ハッピーラクガキライフ ラクガキコーチ・ブロガー」となりました。
イメージスキャナ | ScanSnap アンバサダー プログラム | PFU
公式サイトには
ScanSnap アンバサダー(大使)とは、日頃よりScanSnapを愛し、さまざまなフィールドで活用しているユーザーの代表です。そしてアンバサダーが得意とするフィールドで、仕事効率化や家庭でのペーパーレスのアイデアとなる活用方法をお伝えします。
とあるように、言ってみれば様々な分野でScanSnapを愛用している発信力のあるファンが「アンバサダー」として候補にあがり、本人の希望をもって任命されるものです。
私自身は以前からPFUさんのご厚意で製品を使わせていただいており、「ほぼアンバサダー」のような状態だったのですが、この度正式にアンバサダーとして任命していただくことになりました。
というわけで、今回アンバサダーになってさらに何かがあるかと言えば、特にないというのが本当のところです。
ただ、こうして任命していただくことで、逆にPFUさんに恩返ししていきたいな、となんだかそんな気分になっているのが今だったりします。
逆にアンバサダーという制度がないものでも、好きになると全力で応援したりします。そういうのってちゃんとお互いに気持ちが届いたりするんですよね、経験上(笑)
すでに冒頭のようなシーンや、先日の松江でのSnapLiteの活用など、PFU製品はすでに私にとっては無くてはならない存在になっております。
とりあえず、引き続きScanSnapおよびSnapLiteを応援していきたいな、と思っているのでした。
これまでに当ブログではこんな記事を書いています。
ScanSnapカテゴリーの記事一覧
ラクガキノート術のP.158には愛用している文具として載っています(笑)