半熟を超える!?黄身がとろける不思議な冷凍卵の簡単な作り方と食べ方。残った白身の活用レシピも。
上のまるで和菓子のような、または果物のようなものがなんだかお分かりですか?
これ、なんと一度凍らせてから解凍した生卵の黄身なんです。
熱を加えたわけでもないのにこんな風に固まって、しかもこれが絶妙な柔らかさ、クリーミーさ、口触りになるという調理法があるというので実際に試してみたのでした。
繰り返しますが、作り方は生卵をただ凍らせるだけ!
そうすると白身はそのままなのに、黄身だけがこんな風になるんですよね。
ご存知の通り、私のブログには「絶対に失敗しない半熟ゆで卵の作り方」なる記事があるのですが
ある意味でこれ以上に失敗がなく、口当たりも滑らかで美味しいんじゃないかってほど。
凍らせる時はジップロックなどに入れて一晩!
というわけで早速作り方を見ていきましょう。
今回ははじめてということで3つほど作ってみることにしました。
ジップロックに入れて…
冷凍庫へ。
それにしてももはや当たり前でしかない存在ですが冷凍庫って本当にすごいですよね。横にはご飯も冷凍されております。
さて、これで一晩ほどおくと…
こんな感じ。
卵を冷凍すると中身が膨張して絶対に割れます。ジップロックに入れるのはこのためなのです。
これ、殻をむくのが難しいんじゃ…と思ったのですが、水道で水をかけながらやってみると表面が少しだけ溶けてするりと殻が向けました。これはある意味快感(笑)
解凍が待ちきれなくて湯せんしてみた
色んな作り方をみるとこのまま自然解凍で40分~2時間ほどと書いてあったのですが、今回はすぐに食べたかったので湯せんで溶かすことにしてみました。
ここで金属製のボールで熱湯を使うと黄身に火が通ってしまって台無しなので気を付けてください。
だんだんいい感じに溶けてきて…
たまにスプーンでかき混ぜてみたり。
そして黄身だけ取り出したものがこちら。
なんというかもう美しすぎる…!
まるで子供の頃に大好きだった白桃の缶詰みたいだなぁと思ったり。
続いては味付け、漬け込み時間は短くてOK
というわけで今回は軽く味をしみこませることに。
配合は
・しょうゆ…大さじ1
・みりん…大さじ1/2
・酒…大さじ1/2
としてみました。
この他にもめんつゆを使ったり、味噌に漬け込んだり色んな楽しみ方があるようなので次回やってみようかと!
今回は手間をかけずにということで、ざばっとかけて
ラップで密着させてたまにひっくり返して20分ほど漬け込んでみることに。
出来上がりがこちら。
この時点で冷凍庫から取り出して50分~1時間ほど。時間的には解凍の時間がネックという感じでしょうか。
これくらいだと休みの日の朝に凍らせて、夕食の準備くらいから自然解凍をはじめてちょうど夕食から晩酌で食べられるくらいかな、と。
そのまま食べてもよし!ご飯にのせてもよし!
で、こいつの食べ方ですが、しっかりと固まっているのでそのままちょっとずつ食べてもOK。
あとはやはりご飯にのせるのが最高かな、と…!!
これがもう卵かけご飯の常識を一気に覆すほどの美味しさで!!
さて、残った白身はどうするか?なのですが、クックパッドなどで白身のレシピを探すとほとんど泡立てるやつばっかりで面倒なんですよね(笑)
というわけで、白身はお味噌汁なんかに入れるのがいいと思います。
黄身がない分、味が馴染んでちょうどよかったですよ。
あとは白身だけで焼いてサラダのトッピングにしたりというのも。
噂には聞いていたのですが、卵を凍らせるだけでこんなに美味しくなるということにビックリしました。
それにしてもなんでこんな風に固まるのがとっても不思議。
ちょっと調べると原理としては黄身の中のたんぱく質が凍る時に結合して、こんな風にもっちりとした感じになるらしいということが分かりました。
な、なるほどー。
一点だけ注意があるとすれば、基本的には生卵なのでそこだけ気を付けてください。凍った状態なら冷凍庫で保管できますし、割ったものは早めに食べたほうがいいでしょう。
で、我が家は食べ終わった瞬間に次の卵を凍らせたのでした(笑)
半熟ゆで卵のレシピはこちらから
白だしをつかった簡単味玉っていうのもいいんですよね