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カメラが作る新しいコミュニティ、モノではなく体験を売る時代の「OLYMPUS AIR 」というチャレンジについて思うこと。


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先日、オリンパスさんから発表された「OLYMPUS AIR(オリンパスエアー) A01 | オープンプラットフォームカメラ」というカメラがあります。

2015年3月6日の発売に先駆け、いち早くこちらを体験しメーカーの方からお話を聞くことのできるブロガーイベントが開催され、ご招待していただきました。

実はご縁があり、このプロジェクトをさらに以前からそばで見させていただいておりました。今回はこのカメラについて私なりに思うことを書いていこうかな、と思います。

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さて、その「OLYMPUS AIR」がこちらです。

OLYMPUS AIR02
OLYMPUS AIR02
(製品写真はオリンパス OPC HACK & MAKE Projectからお借りしました。)

ええ、きっと多くの方が思われたことかと思います。

「あれ?こんな感じのカメラ見たことあるな。」
「たしかレンズスタイルカメラとかいう呼び名の…」と。

そうです、昨年発売されて話題になったSONYのレンズスタイルカメラと見た目がとても似ています。また、あちらもスマートフォンがファインダーやコントロールパネルになるという構成でした。



ただ、このOLYMPUS AIRには「オープンプラットフォームカメラ(OPC)」という名称がついており、発売以前のプロトタイプの時点から「OPC Hack & Make Project」なるものが展開されてきました。

これこそがこの「OLYMPUS AIR」の新しさだと私は感じているのです。


ユーザーと共に新しい写真体験を開拓していくためのカメラ

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「OPC Hack & Make Project」についてはサイトでこのように紹介されています。

OLYMPUS AIRの発表に先立ち、オリンパスの技術をオープンにして、デベロッパー、クリエーター、ユーザーと共に新しい写真体験を開拓していくプロジェクト「OPC Hack & Make Project」を発足させました。OLYMPUS AIRをコントロールするSDK(ソフトウェア開発キット)で新しいアプリを開発したり、3Dデータからアクセサリーを制作したりと、オープンプラットフォームならではの新たな写真価値を提供できる環境づくりを目指しています。

どういうことかというと、これまでのメーカーの役割である「完成品を提供する」というのとは全く逆で、メーカー側からあらゆるデータをオープンにし、このカメラをプラットフォームとしてメーカーとユーザーが一体となって新しい写真体験を作るためのプロジェクトが進行しているということなのです。

そしてその活動の内容はこちらのサイトで一般に公開されております。

オリンパス OPC Hack & Make Project
http://opc.olympus-imaging.com/

こちらでは、先行してOLYMPUS AIRを使用し様々なアイデアを具現化したパイロットプロジェクトの紹介や、テスターの募集(すでに締め切られています)を通して、メーカーとデベロッパー、クリエーター、ユーザーのコミュニティが形成されています。

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実際のイベントでもユーザーさんとメーカーさんが一体となり「こんなのはどうだろう?」「こんなことできませんか?」「こんなのやってみました!」という交流が生まれています。


こうしてみていくと一つのことに気づきます。
つまり、OLYMPUS AIRがモノとしてのカメラではなく、みんなで作る撮影体験を提供している、ということです。

これはある意味で一つの到達点に達したデジタルカメラというものの、次の行き先を占うものなのではないかな、と感じるのです。

そしてこれが世に出る裏で並大抵ではない苦労もあっただろうな、とも。


コミュニティ形成が次の時代を生き残る鍵になるのか

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例えばApple製品では、プロダクトやメーカーを好きな人がコミュニティを形成し、そのつながりが売り上げに大きな影響を与えていることは疑いようがありません。他にもこういったコミュニティは存在します。

オリンパスさんも、このプロジェクトを通し新しい撮影体験を探ると同時にユーザーさんとのコミュニティを形成しています。しかしこの「OLYMPUS AIR」の場合に他と大きく違うのは、メーカーがユーザーの方に一歩歩み寄る形でコミュニティを形成している点です。

おそらくカメラメーカーにおいてこのような挑戦をしているところは、未だかつてないはずです。
答えは今すぐ出るものではないかもしれませんが、あとになって「あの時が始まりだったな」と言われる、そんな可能性を秘めているように感じるのです。


さて、こちらの「OLYMPUS AIR」ですが、販売はオリンパスのオンラインショップ限定となります。

丸っこい見た目はかわいいですし、カメラとしてもよくできています。
ただ正直なところ、万人に薦めるかと聞かれると、今の時点では「上記のような考え方を楽しめるかどうか?」がネックになってくるかと思います。
まだまだこれから進化していくものですし、待っていれば製品としてさらに良くなったモデルが出るかもしれません。

でも、この新しい体験を自分の目で見て、使って、体験したい!という思いがあれば、これはもう一歩進みだしてみればいいと思うのです。

なんでしょう、カメラというより未来に向かう同乗チケットみたいな感じなのではないかな?と私は思うんですよね。どうですか、ご一緒に!

まずはFBページからコミュニティに参加してみてはいかがでしょう?
オリンパス OPC HACK & MAKE Project
https://www.facebook.com/olympus.hmprj

購入はこちらからのオンラインショップから
OLYMPUS AIR A01 発売キャンペーン|キャンペーン|キャンペーンカテゴリ|オンラインショップ|オリンパス



個人的にはコンパクトなボディでレンズを交換して撮影を楽しめるのがやはり楽しそうで、薄型で魚眼というこのボディキャップレンズをつけてみたいなー、なんて思っているんですよね。


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