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「子供の顔写真はネットに上げない」など、ちょっとしたルール・制限を工夫につなげて創造力を刺激するための2つのコツ


我が家には、SNSなどネットに関するルールがひとつありまして

「子供と家人の顔写真はネットにあげない」

というようになっています。

このルール自体の是非については、各々それぞれの意見があるでしょうし、いまさら議論するつもりはないのですが、我が家では納得してこのようになっております。

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私が子供の写真をアップする時のルール

さて、だからといって私がSNSに写真をあげないかというとそういうことはなく、休日には家族で出かけた時の写真をあげたりします。

その時のルールとして「顔を出さない」というのは前提に「顔にボカシやモザイクをかけない」という制限をかけて写真を撮るようにしています。

もともとは

・わざわざモザイクをかけるのが面倒くさい
・子供の顔にモザイクがかかっているのが気持ち悪い

という単純な考えからそうしはじめたのですが、今ではこの制限の中で雰囲気を伝える写真を撮るにはどうすればいいか、と色々工夫したりして、それも楽しくなっています。

こうやって撮り続けていくと、ある意味シリーズ化されてくるというか、見ている人にもそのルールが伝わっていきますし、時には「おもしろいよね」と言っていただけたりもして。

これも私の設けたルールのおかげだと言えるでしょう。

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これなんかもその一枚、先日知人の短パン社長がテレビ出演したときの一コマ
日テレのバラエティ情報番組「 ニノさん 」に出演しました。|アパレルメーカー 短パン社長奥ノ谷圭祐のブログ

この日だけはテレビ見ながらご飯を許可しちゃいましたね(笑)



さて、不思議に聞こえるかもしれませんが、上の写真などはルール・制限を設定したことによって、逆に創造力が刺激されて構図やコメントを考えることになるんですよね。

それを踏まえた2つのコツが以下になります。


1.ルールを見つけること

実際私たちの周りには数多くのルールがあります。

先述の我が家の例をはじめ、法律のように明文化されたもの、Twitterの140字なんかもルールの一つですね。

しかし、中には存在に気づかないまま縛られているルールもあります。
言葉を変えると先入観だったり、思い込みとも呼ばれているものです。

・仕事は楽しくないもの
・安売りしないと売れない
・絵はそっくりに描かないといけない
・PVの少ないブログに価値はない
・ブログには文章が必要

こういうものって、言われてみると「確かに…」となるものがほとんどなのですが、意識しないと気づけないものなんですよね。
しかもこういったルールは破ることで罰せられるものの方が少なく、むしろ外れることで「独創的」と感じられるものがほとんどなのです。

多くの場合、このルールが見つけられた時点で方向性はかなり見えてきます。

具体的な例を挙げると、「ブログに文章が必要」というルールをあえて破ったnarumiさんのこちらの記事などがあります。写真だけで構成されたグルメレポートに多くの人が驚きを納得を感じたかと思います。

大木屋の“エアーズロック肉”–その並外れた美味さの前に言葉はいらない : Blog @narumi

このお話があったイベントレポートはこちら。


2.自分なりのルールを設定すること

ルールが見つかったら、その精度をさらに高めるルールを自分に課してみることも有効です。
先述の例だと「顔にモザイクはかけない」がそれにあたります。

時に仕方のない制限のこともありますが、制限が工夫を生むのがこの部分です。

例えば「墨だけを使う」ことで描かれる水墨画は墨の濃淡や筆の穂先の使い方であれだけの表現を可能にしています。

また、アイデア発想に使われる「智慧カード」もルールを一つ設けることで創造性を引き出すツールだと言えます。
実は子供は無意識にこういうことをやっていることがあって「あえて反対言葉で言い返す」みたいなことをしている時がありますよね?

智慧カード3は、この理論の一部である「技術的ブレークスルーの40パターン」を大きく意訳し、40枚のカードにしたものです。カードにはシンプルなフレーズとイラストが配されています。あなたやチームが技術課題を抱えた時、カードをヒントにすることで、多面的な解決アイデアを手軽に出すことができます。

via: 製品紹介 智慧カード3|アイデアプラント

実際、制限が与えられるほど人間は集中できるものなのです。時間を区切るというのもこの一つと言えるでしょう。


工夫は一度にしてならず

以前、子供とお絵描きする時の話の中でも書いたのですが「自由に」という状態はまずテーマを決める必要があるのでそこに意識を取られてしまいます。

そこにあえて何かの制限を加えることで、同じ方向での努力を繰り返すことが可能になり、次第に工夫が生まれて、それが創造力の原点になるというのが今回のお話のまとめになります。

もちろんこれはデザイン、美術、ブログ、ビジネス、あらゆる面で応用できる考え方なので、まずは自分を俯瞰して周りにどんなルールがあるかを見つけてみてください。

そのルールの見つけ方こそ、オリジナリティの第一歩になるんですよね



そうそう最後に一つ、家族のSNSルールについては法律みたいに裏道解釈をすることなく、ちゃんと話し合うのが平和の秘訣だということは付け加えておきます(笑)



ちょっとだけ追記

見ての通りヘッダのブログタイトルの下に「人生の楽しみ方をデザインするブログ」って書いてあるのですが、私が思う「人生の楽しみ方」だったり、伝えたいことというのはこういうことなのかなとあらためて思ったりしたのでした。

ブログ論ではないですが、ええ(笑)



こんな感じで続きを書いてみました。


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