ずっと気になってた「ふるさと納税」やってみてわかった手順とコツを解説します!想像以上に簡単&これお得って情報も!
最近ネットやテレビでよく目にする「ふるさと納税」という言葉。
なんだかお得らしいけど、よく分からないし面倒くさそうだし…
そんな風に思っている方もいるんじゃないでしょうか?
ええ、私も先日までそう思っていた一人でした…。
ただ、重い腰を上げてやってみたら寄付までは思いの外簡単で、その後の申請などについても難しいわけではないことが分かりました。
特に、普段確定申告に縁のないサラリーマンが税金関係で得をできるのはこの「ふるさと納税」くらいなので、是非活用してみてください!
「ふるさと納税」ってこういうもの
まず「ふるさと納税」がどういうものかというと、「納税」という言葉ではありますが、実際には任意の自治体に行う「寄付」になります。
ふるさととはいいながら、自分のふるさとでなくても良いというところはたまに誤解されているポイントになります。
特徴はこの「寄付」に対して
- 特産品などをお礼の品としていただくことができる
- 寄付金とほぼ同額が税金から控除される(ただし控除には上限金額がある)
という点になります。
つまり、最終的に納税分で払う金額はほぼ変化しませんが、お礼の品をいただける分、現物で得をするのが「ふるさと納税」なのです。
ふるさと納税については色んなサイトがそれぞれに説明していて、中にはこんな風にマンガで説明してくれているサイトもありました。
ふるさと納税がマンガでわかる!ふるさと納税の仕組み|ふるなび
たくさんある「ふるさと納税」情報サイト
そもそものふるさと納税は寄付者と自治体の間で行うものですが、それだと流石に分かりづらすぎるということで、様々な情報を提供してくれるサイトがあります。
ざっと調べただけでこれくらいはあったでしょうか。
それぞれに特色があるのですが、私が見た中で一番情報量が多くて良さそうだったのがこちらのふるさとチョイスになります。
ふるさと納税ポータルサイト|ふるさとチョイス
http://www.furusato-tax.jp/
こちらのサイトからですと会員登録をすることなく寄付をすることもできます。
ただ、毎回個人情報を入れるのが面倒だったり、寄付履歴を管理することができるので、可能であれば会員登録することをオススメします。
ちかごろ「ふるさと納税」が話題な理由
この「ふるさと納税」、制度としては2008年に始まったものです。
しかし、今年に入ってその名前をさらに聞くようになった方も多いのではないでしょうか?
実はこれには二つ理由があって
- 控除額の上限が2015年1月1日から約2倍になった
- もともと確定申告をしていないサラリーマンなどについて、寄附先が5団体までであれば確定申告が不要になった
というものです。
控除額が2倍ということはいただけるお礼の品が単純計算で2倍に増えますし、確定申告の必要がないということはサラリーマンも手を出しやすくなったということです。
ちなみに確定申告をしない場合は、「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」を寄付した自治体に郵送する必要があります。どうも確定申告不要だけが一人歩きしている感もあるので、これは忘れないでください。
ちなみにこの申告書の請求も、ふるさとチョイスなら寄付申し込み時にできました。ほんといたれりつくせりだな、と感じました。
この辺りの説明はこちらのページをどうぞ
2015年ふるさと納税 ワンストップ特例制度を徹底解説!税制改正でふるさと納税の何が変わった? | ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」
http://www.furusato-tax.jp/2015newrule.html
まずは自分の税軽減の上限額を計算しよう!
さて、それでは早速寄付をする前に、自分の税軽減の上限額を計算しましょう。
それにはこちらのページが便利です。
ふるさと納税で、控除(税金より差引き)になる寄附金額の目安は? | ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」
http://www.furusato-tax.jp/example.html
さて、ここでもう一つ、上限額と言っていますが寄付自体はいくらでもできます。
これはあくまで税金から控除される金額の上限なんですよね。
なので、どうしても、1円たりとも損はしたくない!という方以外はざっくりの上限金額を把握して、それ以上かそれ以下かで寄付をすればいいと思います。
多い/少ないでペナルティを受けることはありませんので。
ふるさとチョイスは色々なランキングから選べるのが便利!
「ふるさと納税」で最初の楽しみがどこに寄付をするかを探すことでしょう。
何か事情のない普通の方にとっては、どんなお礼の品がいただけるかというのが寄付先を選ぶポイントになってくるかな、と思います。
ここで何のあてもなく探しはじめると、寄付先はめちゃくちゃあるしお礼の品も寄付先に複数あるしで混乱してしまうんですよね。
そこでオススメなのが、ふるさとチョイスの中にある「ランキングでチョイス」のページです。
ふるさとチョイス | 2015年 ふるさと納税ランキング | ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」
http://www.furusato-tax.jp/rank.html
こちらではPV数やカテゴリーごとのランキングから寄付先を探すことができます。
まあこれを見ているだけでもワクワクしてくるんですよね…!
私が見つけた寄付先選びのコツ
さて、それでも数が多くて…!という方のために、私が発見したお礼の品重視で寄付先を選ぶときのコツをお教えします。
1.目安は寄付金の5割程度のお礼の品
ふるさと納税はあくまで寄付ですので、金額と品物が等価である買い物ではありません。また、お礼の品についても各自治体や協賛している企業によって金額設定がバラバラなんですね。
そんな中で、お得なものを探していくと大体寄付金の5割くらいを相場観にすると間違いないなということが分かりました。つまり1万円寄付して5000円相当のお礼の品いただけるものを選ぶと良さそうです。
例えば、すでに品切れになっていますが佐賀県伊万里市で1万円寄付したときのお礼の品「伊万里梨新高(10キロ)」はざっと調べて6000円ほどで販売されています。
こんな風に個数が限定されているものもありますので、こまめにチェックするのもポイントです。
他には宮城県名取市に寄付した際のお礼の品「地元名取生産 ヱビスビール」は楽天で調べると4500円程度割合はそこそこですが、保存が効くというのもポイントが高いです。
まずはランキング上位をめぐりつつ、ざっと金額を計算してみるといいと思います!
2.上限額が増えた今だからこそ1万円より2万円の品を探す
個人的にオススメなのがこちらです。
上限が約2倍になりつつ、寄附先が5団体までであれば確定申告が不要という条件なので、大きめの額でリターンも大きくというのが良さそうだなと思います。
島根県浜田市 – 137.特大のどぐろ詰合せ(日本海産 浜田加工)【信港商店】【2P】 | ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」
ちなみにこれで実際に選んだのが、後で紹介するのどぐろの干物で島根県浜田市 – 137.特大のどぐろ詰合せは、のどぐろ 300g~400g×4枚 合計1,200g以上がお礼の品でいただけました。
この300g~400gののどぐろの干物って、調べてみると1つ4000円程度するんですよね、それが4枚ということでお得感がハンパじゃないというのと、1万円だとこれが小さいサイズのものだったりするんですよね。
山形県天童市 – B305 山形正宗飲み比べセット | ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」
あともう一つは到着待ちですが山形県天童市 – B305 山形正宗飲み比べセットも、辛口純米、純米吟醸雄町、酔芙蓉出羽燦々、酔芙蓉真紅、白麹、季節の1品、各720ml×1本(計6本)ということで、計算するとざっと5割を超えていてお得感があります。
そして、ここでもう一つ、島根県浜田市や山形県天童市は、ふるさとチョイス上でお礼の品ごとに詳細ページがあるんですね。
こういった自治体はふるさと納税に力を入れている証拠で、お礼の品にも気合が入ったものが多い傾向にあります。
あとはギフトの定番でもあるフルーツの人気が安定して高い気がしますね。
こちらは秋口に向けて美味しいものが出てきそうなのでちょくちょくチェックしていきたいな、と考えているところです。
ネットショップ感覚で寄付、使い道の指定が特徴
実際の寄付については、ネットショッピングと同じ感覚で完了します。
クレジットカードが使える自治体も多く、楽なので個人的にはそれを条件に探すこともあります。
ネットショッピングとの一番の違いは、寄付金の使い道を選ぶ項目があるということでしょうか。実はふるさと納税って、唯一寄付する側が使い道を指定することのできる制度なんですよね。
先日こんなニュースがあったのをご存知でしょうか?
愛知県碧南市役所に今年3月、「ふるさと納税をしたいのですが」と男性が訪れ、「福祉関係に使ってほしい」と現金100万円を寄付した。男性がふるさと納税の返礼として指定したのは「へきなん満喫スペシャルプラン」だった。
こんな風に寄付の使い道を選べる(&この事例ではさらにお礼の品もプレゼントするという粋な計らいっぷり)のもふるさと納税の特徴なんですよね。
そして届いた初めての「お礼の品」
さて、最後に私がお礼の品でいただいた、のどぐろの干物をご紹介いたします。
冷凍状態で届きました。
こんな大きいのどぐろを見たのは初めてだ!と家人とともに若干興奮してみたり!
裏返すとほら、のどが黒い!
あまりに大きかったので、我が家ではフライパンにキッチンペーパーをしいて裏表を焼きました。溢れだす脂が美味しくて美味しくて…!
こんな風に、自分で買い物としては買わないかもしれない、でもちょっと気になってるものをお礼の品に選ぶのもいいな、と思いました。
お礼の品には全国各地のブランド牛などもありますが、なかなか買おう!ってなるものでもないですしね。
あとは、年末や年明けに慌ててはじめると、いいお礼の品がなくなってしまうことも予想されますし、一気にお礼の品が届いて食べ切るのが大変だったと今年の頭に聞いたことがありました。
あと、自分が払ったお金が何に使われてるか見えるってのが、実はじんわりいいんですよね。我が家の場合はやはり子育てへの関心が高いので、それを指定してみたりして。
と、いろんな感じ方もできる「ふるさと納税」まずは良さげなものがないかと探すところからはじめてみてはいかがでしょうか?
役に立てて、お礼もいただけて、いいことずくしですからね!
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「ふるさと納税」でよくある誤解。1.自分のふるさとじゃなくてもいい。2.納税というか実際は寄付(税金から還付・控除される)。3.世の中が確定申告とかでざわつく季節だけじゃなく1年中できる(手続きはその時期)みたいな感じかな。あと、はいい品を探すのが大変だから、情報交換したい(笑
— タムラカイ(タムカイ) (@tamkai) 2015, 8月 15
こういった書籍も出ているみたいですねー。