「銭湯」って存在を舐めきっていたことが恥ずかしいというお話
まあなんだかんだとそれなりに年を取りまして、気づけば「昨日の疲れが…」なんてセリフが口をついて出てしまうことも増えてまいりました。
栄養ドリンクにマッサージ、疲れを取るのによいと言われる方法が色々ありますが、最近気になっていたのがこちらの記事でみた「銭湯」だったのです。
銭湯神ヨッピーが語る!見ると銭湯に行きたくなる最高の入浴法 – オモトピア
http://ure.pia.co.jp/articles/-/27463
「温泉に行く」ってのならちょっと分かる気もしたんですよ。
なんか効能がどうとか、自然の雰囲気だとか、露天風呂がある場合には空気がきれいな気もするし。
でも、あれって大抵遠いじゃないですか…!
というか温泉地に行って帰ること自体に疲れちゃうんですけどどうなんですか!?
あるいは最近増えてきた「スーパー銭湯」的なやつ。
あれも良さげなんですけど自分の場合は近場にないし、なんか調べてみたら結構お値段したりするらしいじゃないですか…!
軽い気持ちで行けないんですよ!
あと温泉にしてもお風呂ってそんなに長く入れないから、損した気分になるんじゃないかなって。
で、「銭湯」です。
イメージとしては家にお風呂がない人用の施設、二人で行った横丁の風呂屋、赤い手ぬぐいマフラーにして、場合によっては先に外に出ちゃって体が冷え切るやつだったんですよ。
今の家に引っ越してきてそろそろ10年弱、近所にあるのは知っていたのですが、わざわざ行こうなんて思いもしなかったわけですよ。
なんなの!?俺、バカなの!?
はい、もう行ってみたら最高でした。
ずっと横目に見ていたウチから徒歩2分で行けちゃう銭湯へ。
日曜の午後、やることもなくなったのでオープンの15時にあわせてフラッと…
気づけば1時間半。
スマホもPCも置いて、ぼーっとするだけの贅沢な時間。
いや、どんな温泉に行ってもこんな長風呂したことないわけです。
家では「カラスの行水ね」って真顔で言われちゃうほど早風呂な自分なんです。
なにがよかったってもう「水風呂」ほんとこれ最強。
読んだ記事で気になってたのが、温かいお湯と冷たい水風呂に入る「交互浴」で、調べてみたら近所の銭湯に水風呂もあるってことでそこへ行ってやってみたのですが、もうずっと入れちゃう。
火照る→冷やす→火照る→冷やす→火照る→冷やす→の無限ループ…!
一緒に行った子供も水風呂にはまっちゃって、同じように交互浴してました。
その上、帰ってくるなり近所のスーパー銭湯を調べちゃったり、家族に「今度温泉に行こうよ」なんて言ってるわけです。
もう超単純なんです。
何が言いたいかというと、言い訳をつけてなにもしなかったらそれは永遠のゼロのまま、逆に「今しかない!」と思えば行動するしかないわけで。
そんなことを思ったのは、この直前に、この日で営業を終えてしまった大好きなラーメン春友流へ「今日が最後の日だから!」と食べに行ったのがきっかけだったからかもしれません。
ラーメン屋は移転してしまったり、大好きなバンドは解散してしまったり、仲のよかったアイツとはもう二度と会えないなんてこともあったりしますが、ひとまずは是非、お近くの銭湯にでも。