仮面ライダー鎧武(ガイム)第2話感想「強さとは、力とはなにか」
先週の第一話に引き続き今週も仮面ライダー鎧武の感想など。
やっぱりまだオレンジを被った状態に違和感を感じますが、今週はまさかその状態で防御行動をするなんて!というのが一番の見所でしたね(笑)
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仮面ライダー鎧武 第2話『必殺!パインキック!』|東映[テレビ]
オレンジ防御も良かったのですが、今週のポイントは
- 力を手に入れた主人公の動機付け
- ライバルの登場
- 世界観に対する説明が少し
というところでしょうか。
「力」を手に入れた主人公
初回で「変身したい!」と言っていた主人公ですが、家に帰るやいなやお姉さんに教え、部屋で変身しまくってうるさいと叱られる始末。ちなみに今週お姉さんが作っていたのは「肉じゃが」でしたね。
かつてここまで変身してはしゃいだライダーがいたでしょうか?(笑)
現時点ではアイテムによる変身なので「改造人間になってしまった」のような悲壮感がないのがその理由でしょうが、なーんか後々変身に伴う反作用が出てきてしまいそうな予感が。
そのままカレー屋のバイト、工事現場のバイトでライダーに変身して失敗を繰り返しますが、この辺りは最近のアメコミヒーロー映画において、力のせいで親しい人をなくすなど、力の反作用を感じさせる部分ですね。
横で見ていた子供も笑っていたので、子供用の番組としていいバランスになっていたような気がします。
最終的にはインベスが暴れだしたところで「自分のためでなく、みんなを守るため」と変身する王道展開でしたね。
ライバル登場、強さへのこだわりの裏にあるものは?
そんな主人公が、木から下りられなくなった子供を助けようと変身しかけたところに現れたのが主人公のライバルであり仮面ライダーバロンに変身する「駆紋戒斗(くもんかいと)」
主人公は子供を木から下ろそうとしましたが、戒斗は「最後に頼れるのはお前自身の強さだ」と自分で下りるように促します。
この二つのアプローチの違いは本作だけでなく様々な作品で見られますし、どちらかといえば後者のアプローチのほうが是とされることが多いですが、第一話で主人公が迷子の子供にかけた「泣かずに戦え」を考慮すると根本的な部分は同じだったりするのかな?
それより気になったのは戒斗の「強さ」へのこだわりですね。
先ほどのセリフにしても、インベスバトルにしても、とにかく「強さ」にこだわる様子が描かれます。
ただし、第一話で疑問に上がったチームメイトの不正については厳しい態度を見せたため、何でもいいから勝てばいいというわけではなさそう。
どちらかというとあのチームメイトは「強さ強さ!」というリーダーの言葉を間違って受け取ってしまったほうだろうなぁ…。
大体こういう偏執的なこだわりを持っている場合、過去に何らかのトラウマを抱えていたりすることがほとんどなので、このあたりもそのうち描かれていくのかな。
ロックシードとユグドラシルコーポレーション、アーマードライダー
冒頭から調査団が異世界でロックシードの採取を行う中、襲いかかるインベスをメロンの仮面ライダーこと残月が追い払うシーンや、ライダーに変身した紘汰を監視し、ラストに「まずは一人目、順調な滑り出し」というセリフなど、ライダーシステムの裏にユグドラシルコーポレーションが存在することが印象づけられる展開。
異世界でもいだ果実がロックシードになるまでの時間が前回より短いことが気になったのと、ディーラーシドによって取引されるロックシードの値段やランク付といった概念が出てきました。
クラスAのロックシードというのが戦極ドライバーで使えるものということなのか、インベスバトルで強力なキャラが呼び出せるものなのかは不明。
また、クラスAは一種類のみ存在できるのか、重複があるのかも気になるところ。イチゴアームズも見たいんだけどな…(笑)
これと関連して、暴れ出したインベスターが額でロックシードを食べることで巨大凶暴化することが判明。
あの動き見てラージャンを思い出したのは私だけではないはず(笑)
で、来週は早速仮面ライダーバロンが登場という感じですね。
そんな感じで仮面ライダー鎧武の第二話でした。
今作から2話で前後編という構成ではなくなったので、ゆっくりとした展開に見えますがこれからどうなるかなというところ。
本来の視聴者であるところの子供的には短くカタルシスを与えた方が、分かりやすさもある気がするけどなー、とも。
それにしてもダンスバトルが徐々にインベスバトルに移行してしまい…というの世界なのは分かったんだけど、あのチームバトルとランキングはそもそも何のためにあるんだろう?
プレイヤーパスとか無くても踊りたければ踊ればいいんじゃ?と思ってしまうのは大人だからですかね?そうですか。