エアコンクリーニング作業中の業者さん、クリーンクラークのサトルさんと話しまくったら楽しかった件
「あ、あ、暑い…。こんな日は何をする気にもならない、いわんや掃除をや」
Tシャツの水玉も暑さで滲む勢いの今日この頃、エアコンなしでは何をする気にもなりません。
こんにちは、タムカイです…。
そういえば先日、暑さで朦朧とするなか「エアコンクリーニングのモニターをしてみませんか?」というメールに、返信をしたようなしてなかったような…あれは真夏の蜃気楼だったのだろうか、と思っていたところで「ピンポーン」と我が家のチャイムがなりました。
ガチャリ
扉を開けるとそこには爽やかな男性が
「こんにちは、キレイ生活を創る クリーンクラークの靜聖(しずか さとる)です。」
「こ、こんにちは!(お、おわ…イケメンがきたぞ…!しかも名前までかっこいい…!)」
「本日はどうもありがとうございます!真心こめてお掃除させていただきますね!」
「よ、よろしくお願いします…!」
「では、では早速道具を置かせてもらいますね!(ドドドッ!」
ということで今回、こちらの靜聖さん(以下、サトルさん)が代表をつとめる「クリーンクラーク」さんに我が家のエアコンと換気扇のクリーニングをしていただき、レポートを書くことになりました。
ちなみに、みなさんはこういったハウスクリーニング業者さんにについてどんな印象をお持ちですか?
「プロにお願いすると楽そう」「値段の相場が分からない」「ちょっと後ろめたい気持ちが…」
そんな中、私が今まで持っていた印象は
「見知らぬ人が家に入ってくるのがちょっと気になる…」
というものでした。
やはりお仕事とはいえ知らない人が家に入ること、そして作業中は邪魔しちゃいけないかなと、なんとなく無言になって気まずいというかその感じがなんとなく苦手で。
今回サトルさんとはこの時が初対面、ただ共通の知人がおりそれがなんとなくの安心感につながっていました。
そこで、今回はレポートを書くというのを口実にして徹底的に話しかける実験をしてみよう!そしてもし興味を持った時に見知らぬ人だって不安をなくしてみよう!と考えたのでした。
いやカッコつけました、正直にいうとヒマだったので話し相手が欲しかっただけです。
とまあ作業中にも関わらずたくさんお話させていただいたのですが、そうして聞き出した家庭でのお掃除のコツから、ハウスクリーニング業界裏話、はてはサトルさんの驚きのプライベートまで、是非ご覧ください!
流れ出る黒い水に驚愕!エアコンクリーニングの巻
まずは本体部分から
ということで、まずは寝室にしているこちらの部屋から。
実は2年ほど前にエアコンクリーニングをしていたんですよね(そういえばその時、どこの誰にお願いしたとか全く覚えてないや…)、なのでまあそんなにひどくないでしょ?でも、日々のお手入れってそういえば…なんて考えていたら写真を撮る間もなくガコッと前面のパネルが開いて目の間に出てきたのがこちら。
うわっ…!
う、う、うわーーー!
ということで、まずびっしりホコリのたまったフィルター部分が…。
そういえば「ここは自分で掃除機を使って掃除できますよ…」と以前も言われた気が。
あらためてサトルさんに「ここってどれくらいの頻度で掃除するといいですかね…?」と聞くと
「そんなに毎週とかでなくていいですよ、そうですね2ヶ月に一度くらいでも」と。
その場で早速スマホのスケジュール帳に入れました><。
とここからサトルさんがテキパキとエアコンをバラし、周りに汚れ防止のための養生をしていきます。
「右側に基盤部分があるのでここを絶対に濡れないように注意して、あとの部分を水洗いしていきます。」
「最初にこのアルカリ性の洗剤で汚れを浮かせていきますね。」
ちなみに、それって特殊な洗剤なのですか?
「いや、これはホームセンターなどでも買えるものなんですよ。」
と、意外な事実を挟んだりしつつ、お掃除はどんどん続いていきます。
スプレーで汚れを浮かせたら…
高圧洗浄機を使ってエアコンを清掃していきます。
蛇口とか近くになくていいんですか?
「エアコンの洗浄には大量の水を使わないので、バケツ一杯分のお水があれば大丈夫なんですよ」とのこと。
なるほど、それならマンションなどでも安心そう。
そうして丁寧に洗浄をしていくと…
ぎ、ぎ、ぎやーーー!
「カビはそんなに多くないですよ(ニッコリ」と言ってくださったものの、この水にはショックを受けます。
表のフィルタの掃除は出来ても、この洗浄は一般家庭ではできないですからね…!
続いては屋外で水洗い洗浄を
続いては先ほどのフィルタやカバーを屋外で水洗いしていきます。
この日はおそろしいほど日差しが強くて暑かったのですが、むしろサトルさんの爽やかさを引き立てているようにすら感じるので不思議です。
丁寧に水洗いしたパーツを拭きあげていき
愛おしそうにエアコンカバーを抱える姿に思わず見とれて写真を撮るばかりでした。
洗い上がったパーツを組み立て
ということで洗浄したパーツを
丁寧に組み上げてて
エアコンクリーニングが完成です。
ひと仕事終えたサトルさん、いい笑顔です!(まだあと1台あるけどね…!
せっかくだしと、かなりいろんなことを聞いてみた
と、ここまで作業の工程を中心に写真を並べていたので、横で写真を撮っていただけに見えますが、実はこの間もかなりいろんなことをお話しさせてもらっていました。
いつごろ、どうしてこのお仕事を始めようと思ったの?
「実は僕ミュージシャンをやっていまして…」
「え!?(どうりでその爽やかルックス…!」
「ちなみにドラムをやっていて、これが新曲のPVなんですよ」
「マジすか!ちょ、すごい!」
「それでやっぱり会社勤めだと時間の制限があるので、自分で手に職をつけようと思っていたところで、知人の紹介などがあってこの仕事を始めました。」
「ほー!そう言われるとなんだか納得できる」
「この業界は新規参入も多く競争が激しいのですが、皆様のおかげで今年で4年目となり、スタッフもどんどん増えているんですよ」
やっぱりもともと掃除好きなの?
「いや、別に掃除がすごく好きってわけじゃないんですよ」
「え!?(だったらなぜ…?」
「僕、もともとサービス業が大好きで、今までも飲食店から営業と接客業を多くやってきていて、その理由が『相手の笑顔を見るのが好きだから』なんですよ。なので、このお仕事は相手も喜んでくださるし、実はこんな風に話せるっていうのも楽しみの一つなんですよね!もちろんお話するかどうかはお客さまに合わせますが」
「なんと、実験のつもりが悦ばせていたなんて」
じゃあちょっと真面目にクリーンクラークの良さとか売りって?
「ホームページに書いているんですが、クリーンクラークでは24時間のサービスを提供しています。」
「え!?深夜早朝でもってことですか?」
「はい!実際ご利用される方はそこまで多くないのですが、この特徴が目に留まったのか以前テレビ番組のスーパーJチャンネルにも出演させていただきました。その翌日には予約が入ったりしてテレビってすごいなって思いました(笑)」
「他にはありますか?」
「金額の面でいうといわゆる大手さんに比べてお安くなっています。というのも大手さんって僕たちみたいな中小の業者に作業を投げるんですよね、だからマージン分高くなってしまうのですがまずそれがありません。また、安いところは値段なりのサービスというところも少なくなく、リーズナブルに高い品質を提供できるのが僕たちの良さですね。」
「ネット回線を引く時にそういうの聞いたことある」
これは大変だったなーって依頼とかあります?
「そうそう、僕たちは個人宅の清掃だけでなく飲食店などを担当することもあるのですが、ちょうど先日のお客さまが焼肉店でやっぱり油汚れがこれでもかっていうくらいすごくて!通常の洗浄を3回やってようやくキレイになったというのがありました。あとやっぱり台数も多くてそれは大変でした(笑)」
「他にもあるんじゃないですかー?(ニヤニヤ」
「そうですね…やっぱりいわゆるご注文の多い方、クレーマーのような方がいらっしゃるのも確かです。でも、そのほとんどがクリーニングとリフォームの違いについての事前の説明不足であるとか、コミュニケーション不足が原因なんですよね。なので今回みたいにお話ができるのは自分が楽しい以上に理想的なんですよね。」
とはいっても…?
「あとはですね…都心から少し離れたところのお客さまによくあるんですが、仕事をさせてくれないんです(笑」
「というと?」
「これがもう大歓迎されるんですよね。到着するとまず『よく来てくださったねー!』とお茶とお饅頭が出てきて、お話が始まっちゃって。そうして作業が終わると『ありがとねえ、せっかくだしご飯食べていく?』なんてことがよくあって(笑」
「あー、なんか自分の田舎でもありそう(笑」
では逆に楽しかったことや面白かったことは?
「こういうお仕事ですと、まれにテレビで見るような有名人にお会いすることも多くて、そういった方もこんな風にお話することがあるのが面白いですね」
「うわー!それ気になる!印象的なエピソードとかあります?」
「誰とはもちろん言えないですが、某有名ミュージシャンの方のお宅を掃除することがありまして、お仕事部屋を掃除している時、ふと本棚を見ると結構初心者向けのような教則本もならんでいたんです。同じミュージシャンとして、こんなに有名でも基礎を大切にしてるんだなぁと胸が熱くなりましたね。」
「ちょ、誰とは言えないけどいい話!その方の曲を聞く時、思い出しちゃいますね!」
お掃除関係ないですけど、どうしてまたミュージシャンに?
「なんでしょうね、自分は中一の頃にワルってわけじゃないけどちょっとひねくれて、普通の生き方なんてしたくない、と思ったことがありまして」
「わかります…!アイタタタ(自分の胸を押さえながら」
「で、テレビをつけたらちょうどミュージックステーションがやっていてこれだ!と」
「マジっすか!(笑」
「その中でグッときたのがドラムだったんですよね。ギターはプレイ人口が多くてなんか違うなって。まあ、ドラムはなかなか手に入に入れられないし、最初は叩き方もわからなくて超大変でしたけど」
「すげえ、同じようにMステ見てたはずなのに!」
プロの技には敵わない、レンジフード編
さらに、ここからは同じく頼んだレンジフード周りの掃除の様子、そしてプロに聞く家庭でも出来る掃除のコツなどを聞いてみました。
こちらが我が家のレンジフードです。
ここから昨年末の大掃除の際、妻が超必死で掃除していたのはなんだったのだ!というプロの技劇場が繰り広げられました。
まずは一般家庭で扱うことのできないとある薬剤をバケツに入れていきます。
今回私は近づいて写真を撮らせてもらいましたが「本当に気をつけてくださいね!」とサトルさんの気遣いが光ります。
そこにこれまたとある液体を入れて…
かき混ぜるとか化学反応を起こし発熱し、泡立ってきます。
完全に化学の実験です。
ここにびっしり油を含んだ汚れのついた円筒型のシロッコファンを…
沈めます。
ちなみにこういったファンは鍋などのようにコーティングされておらず、ラッカー塗装だけなのであまりこすらないのがいいんだそうです。
家庭で掃除する場合にはポイントが二つあってそれが
・熱湯を使うこと
・アルカリ性の洗剤を使うこと
だそうです。
食器洗い洗剤は中性のため、ここまで頑固な油汚れが落とせないことが多いんだとか。
あと掃除というのは汚れを分解して落とすことなので完全に化学なんですよね、とのこと。
さてさて、あの苦労はなんだったんだ…と思い始めたところで先ほどのシロッコファンを取り出すと…
つけおきだけでこの綺麗さです!
話を聞くと放置すればするほど汚れは取りにくくなり、我が家の場合には半年前の掃除のおかげでかなり楽に汚れが落ちたそうです。
でも、前回の大変さを思い出すと、これはお願いしたほうが絶対にいいな…!
もちろんつけおきの間に他の部分も掃除していただきピカピカになりました。
こちらも先ほどの洗剤を使っており、決してゴシゴシこすることなく、さっと撫でるように汚れが落ちていくさまに感動しました。
プロのこだわり道具。何かと重宝するサッシヘラ
キッチンの掃除になってからちょくちょく出てくるこちらのアイテムについて聞いてみると、これが「サッシヘラ」というものだそうです。
こんなものがあるって初めて知りましたが、ホームセンターなどでも売っているそうです。
こちら、頑固なこびりつき汚れを剥がすために使ったり
柔らかいタオルを巻きつけて細かい部分の掃除などにも使えるそうです。
と、このようなテクニック、洗剤、道具を使ってキッチン周りもピカピカにしていただいたのでした。
というわけで結論!
ハウスクリーニング業者さんにいっぱい話しかけると、仲良くなって色んな話が聞ける!
(※ただし個人差あり
顔が見えると安心するし、またお願いしたくなる
ということでサトルさん、今日はありがとうございました!
最後にもう一度クリーンクラークさんのご紹介をお願いします!
「キレイ生活を創るをモットーに、24時間いつでもお客さまの好きな時間にお伺いし、プロの技術でキレイを実現するクリーンクラークです!今回担当したエアコン、キッチンの他浴室やトイレなどの水周り、お部屋全体のクリーニングなどにもご対応いたします。」
対応エリアはどの辺りなのですか?
「東京都を中心に神奈川県、埼玉県、千葉県でサービスを提供しています。地域以外の方はお問い合わせください。」
ミュージシャンなのに写真を撮られ慣れてないとはにかむサトルさん。
ちなみにお願いの際サトルさんを指名なんてことはできるんですか…?
「そんなことあるんですかね(笑)ただ、お客さまのご要望にはできる限りお応えしたいと思っていますし、お客さま宅には原則毎回同じスタッフが伺うことになっています。」
ありがとうございました!
ということで、クリーンクラークさんによるエアコンおよび換気扇クリーニングの体験レポートでした。
せっかくのお掃除なので気持ち良くお願いしたいですし、何より業者さんも人ですからいい関係ができると気持ちの入り方もまた変わりますよね!
あと今回こうしてお話できたことで、次もまたお願いしたいなと思ったのは今回初の経験でした。
夏本番ではありますが大変なことになる前のエアコンクリーニングを、また年末には大掃除のお手伝いなどに是非お問い合わせしてみてください!
それでは最後に先ほどのPVでサトルさんが登場しているシーンを…
画面右でドラムを叩いてるのがサトルさんですね。
コワクナイ、ゼンゼンコワクナイヨ(笑
というわけで、仕事中は本当に笑顔が素敵で腕は確かなサトルさんのクリーンクラーク、Webサイトはこちら!
キレイ生活を創る クリーンクラーク
https://cleanclerk.jp/
その道のプロとか専門家にお話を聞くのってめちゃくちゃおもしろくて、でも普通に生活してるとどうしても会う人の幅が狭まってしまって、そんな自分の尻を叩くためにブログとか書いてるのかもしれないなーと思った。
— タムラカイ(タムカイ) (@tamkai) 2015, 8月 3