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知育ロボット「Romo(ロモ)」が我が家にやってきたので、5歳の娘とともに一緒になって遊んだ様子をレビューしてみる


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先日、日本発売の発表イベントに参加させていただいた、子供がプログラミングを学べるという知育ロボット「Romo(ロモ)」なのですが

今回、日本での販売代理店であるセールス・オンデマンド社さんから、日本発売に先駆けてサンプル品を貸していただくことができました。

折しも梅雨時の週末ということもあり、ちょうどいいので子供と一緒に遊んでみたのですが、結論からいうと対象年齢(8〜12歳)には少し満たない5歳児でも、十分操作可能でかなり楽しんでいましたよ!

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開封も子供と一緒に

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というわけで早速開封から、iPhoneアプリが必要なのでこちらをDLしながら開けていきました。

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「ロボットなんだよー」と説明してあげながら開けたのですが、この時点では「ただのオモチャ」というような認識でしたね。

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内容物は本体、充電用ケーブル(miniUSB)、説明書(日本語無し)だけ。
おそらく今回お借りしたのは海外版ということで、箱や説明書に日本語は一切入っていませんでした。

とはいえアプリはすでに日本語対応していますし、一緒に開けてあげれば全く問題ないという感じでした。


Romoとの出会い

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子供にしろ大人にしろ、出会いというのはとても大切な物です。
特にそこに「物語」があると、その印象は強くなるというもの。

Romoの場合はアプリを立ち上げるとムービーでストーリーが始まりました。

あらすじ的には宇宙から地球にやってきたRomoをトレーニングしてレースで勝たせてあげるという感じ。
やはり動画は強いですね、食い入るように見ていました。

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で、ここでRomoの顔が出現。

大人が第一印象で「アメリカ顔なんだよな〜」と言ってしまうこの顔ですが、子供にとっては何の違和感も無く受け入れられていました。
むしろ表情豊かで惹き付けられているくらいで。

これにはちょっと反省しました「そうだ、これのメインターゲットは子供なんだよなぁ」と。(ただまあ、思うことはあるので後述)

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Romoの台詞は画面上に文字であらわれます。
ちょっと日本語っぽい音声も再生されはするのですが、聞き取るのはちょっと厳しい感じ。

せっかくなので絵本を読むように読み上げて説明してやりました。
実はこれ何気に大事なことだったんじゃないかなー、と思います。

親も一緒になることで子供もやる気になってくれる感じでした。

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名前をつけるところでは一緒に考えた結果、「きらりん」と言う名前に。

先日我が家にやってきたおじぎ草が「ぺこりん」なので、それとシリーズ感を持たせる感じで(笑)

ウチの子はまだ文字入力を覚えてなかったので、ここは代わりにやってあげました。


最初は戸惑ったりもしたけど、どんどん楽しくなる

名前をつけた直後にまず子供がしたのが話しかけること。

やっぱりロボットというと言葉で話しかけたくなるのでしょうか、ちょうど先日ソフトバンクから発表された「pepper」のことを思い出したりして。

しかしRomoのトレーニングは、ミッションに対して色々な動作モジュールを組み合わせて進んでいくタイプのものなので「そうじゃないんだよー」と言いながら一緒にやっていきました。

例えば一番はじめのミッションがこんな感じ。

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+ボタンを押して「前に進む」という動作モジュールを追加します。

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モジュールをタップすると中で速さや距離の設定ができます。
こちらもスライダーで動作したりと、5歳くらいでも概ね操作できていました。

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ミッションが終わると「せいこう」「しっぱい」と達成度の星が表示されます。
この画面が何気に子供にとってもうれしいらしく、次!次!とドンドン進めていくことになりました。

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全体的な印象など

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親と一緒に遊ぶのがオススメ

我が家の子供達が5歳と3歳と対象年齢よりも低いので、それも含めての感想になるのですが、放っておいたら勝手に遊ぶタイプのオモチャではなさそうです。

1つは子供専用の端末がいるということ(今回は私のiPhoneを使いました)、もう一つはムービーを越えてからは出てくるミッションを淡々とこなしていく時間が長いので、親がモチベーションを与えてあげる必要があるため、です。

ただ、これは逆に考えると「親のiPhoneを利用不可能な状態にして子供と向き合える」「子供の様子を見ながら励ましたり、褒めたり、一緒に考えたりできる」という意味でとても良かったと感じました。

あとイベントで大人の購入者が多いという話がありましたが、結構大人も楽しめます。


対象年齢は思ったより幅広いが、日本語表示のネックがあるかも

対象をキャラクター化し、名前をつける演出などは、対象年齢である8〜12歳よりは、ちょうど5〜7歳くらいがしっくりくるんじゃないかなー、という印象を持ちました。

現にミッションを進めていくうちに「きらりん!きらりん!」と愛着を持って呼んでいましたし、「教えた通りに動いているね」というような声かけにも素直に応えてくれたので。
逆に物心が付きすぎているとそこまでの素直さはないのかな?と感じたり。

とはいえ、出てくるミッションの説明などにあるレベル以上の漢字が使われていることもあり、この部分では対象年齢通りなのかな、と。
ここはもしかすると英語圏では問題がなく、日本語というところがネックになっているのかもしれません。


アプリのUIがよくできていて好印象

アプリのUIは良くできていて、5歳児でも一度覚えると概ね操作できています。

使うのはタップやスワイプ、長押しでモジュールの順番変更など、子供の適応力はすごいなーと思います。

ただ、少しずつ出てくる難しい要素、ループやディレイなどはまだちょっと理解するのが難しいかもと感じ、このあたりが対象年齢が8〜12歳の所以かな、と。
でもちゃんと何度も教えたら理解できそうなので、このあたりはもう少し様子見で。

あとミッション自体は単純なのですが、自分で組み合わせた動きなどを考えて実行するには論理的な思考がもう少し必要という印象。

例えば四角を描くように走るためには
「直線で進む」→「半径0cmで90度回転」→「直線で進む」→「半径0cmで90度回転」「直線で進む」→「半径0cmで90度回転」「直線で進む」とする必要があるのですが、これをいきなり思いつくのはまだ早いかな?とかとか。

あとは、課題というかこういうことをやってみよう!を共有したりするコミュニティサイトがあったりすると、それを参考に大人と子供が一緒になって考えられていいのかもなと感じました。


Romoの真骨頂は親子の時間を作ることかもしれない

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(写真はリモートコントロールしているところ、これも激ハマりでした(笑))

ルンバが掃除をするという機能をもって家庭に導入されたロボットだとすると、Romoの機能は「親子が一緒に考える時間を作る」ことなのかもしれません。

ミッションに対して話し合って、これを実現するにはどうしたらいいだろうか、一緒になってはしゃぐ瞬間が何度もありました。
例えばミッションの中に色認識を利用してRomoの好きな色を探すという物があったのですが、家中の色の付いたものを集めたり、画面の中だけでなく、現実世界を自分たちが走り回ることもあったりして。

あともう一つ、とても印象に残っているのが、ある程度進んだ時にとあるミッションでつまずいた時のこと。

私の読解力不足もあり、何度か失敗してしまったあたりで子供が「もういいよ…」と言い出しました。
しかし、私の意地もあり「もうちょっとがんばってみようよ!」と色々試行錯誤して、ミッションをクリアした時、子供が満面の笑顔だったんです。

ああ、この瞬間のためにRomoがいたのかもな、とすら感じてしまったのです。
買いかぶり過ぎかもしれませんが(笑)



という感じで、このRomoですが、万人向けというよりこういう物が好きなお父さんが子供と一緒に遊ぶという用途には良さそうです。
その際には絵本を読んであげるように一緒に楽しむことが肝心かな、と。
ああ、あとどこかしらペットっぽくもあるなと感じることもあったり。

逆に大人向けの場合は色々なところで指摘されている通り、サードパーティー製のアプリや、コミュニティの発展が必要不可欠かも。
あくまでRomoを購入するのは大人という点は揺らがないので、例えば前述の顔にしても、是非力を入れてもらいたいなと感じるところです。



日本では現在予約が受付中、出荷は2014年7月24日頃とのこと。
一般家庭はもちろん、教育機関で導入されたりしても面白そうだなと思います。

というか正直何かもう一つ爆発力が欲しいところなんですよねー。

といっても、ミサイル付けろとかそういうことでは…



…いや、付いたらそれはそれで面白いのでありだな(笑)



※2016年追記
こちらのRomoなのですが、多くの人に愛されたもののiOS9へのアップデート対応が困難ということで発売が中止になってしまったそうです。
子どもの知育ロボットとしてはとても面白いものだったと感じたので、またこういったものが出てくるといいな、と思っております。

エデュケーショナルロボット「Romo」が国内販売中止か。iOS9への対応はおこなわず | ロボスタ
http://robotstart.info/2016/01/26/robot_news-romo_thanks.html


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