7年目にして壊れてしまった電子レンジを買い替える際に感じたこと・感じなかったこと
先日、夕食時に突然のメール
「電子レンジが、なんか壊れたみたいなんだけど…」と一言。
この一言だけで家人の悲壮感がありありと伝わってきました。
我が家の生活がすっかり電子レンジ無しでは成り立たないということをよく知っていますし、これからしばらくの間使えないことで起こる苦労や、候補を探して選ぶためのあれこれを感じさせるにはこの一言で十分で。
こういった家電はある日突然壊れることがあるとは聞いていましたが、まさかそれが今日、このタイミングで来るとは思っていないものです。
一番困ったのは、普段興味を持って情報を集めているパソコンや、デジカメや、スマートフォンなんかと違って、日ごろの動向を一切追いかけていない状況から、出来る限り早く次の購入製品を決定する必要があったということ。
7年前のように結婚を機にとか、引っ越しに伴ってとか、ボーナス時期を狙って、みたいな準備期間があれば、まだ違ったのですが、今回はあまりにも突然でした、本当に事前リサーチがゼロだったのです。
今回はさすがに事前情報がなさすぎたので、手始めにFacebookを使って知り合いから情報を集めてみることにしました。
「突然のことに戸惑っているので、オススメをおしえてください」と。
すぐさま、色々なメーカーの製品をオススメしていただきました。
本当にありがたい、と感じました!
…が、結局色々な人の言葉を聞いても
「これにしよう!」
と決まることはありませんでした。
正直に言うと
「このメーカー、この製品にすると、我が家の生活がこんなに良くなるはず!」
と感じる製品が一つも無かったのです。
これは、アドバイスをしてくださった方々のせいではないはず。
実際それぞれの製品を確認するため、各社のHPと価格コムの口コミと、念のため型番での検索もしてみました。
だけど…「スイングなんとかセンサー」とか「トリプルなんとかセンサー」だとか、挙句の果てには「液晶タッチ画面」が製品特徴として全面にアピールされているのです。
でも、これって、お客さんに伝わってるんですかね…?
いや、もちろん性能はどんどんアップしていて、あたためムラがないとか、出力が上がって短時間とか色々進化はしていると思うんです。
でも、結局のところ実家で20年壊れることの無かった、中でガラスのテーブルがグルグル回る、あの電子レンジでも大丈夫じゃないかな?と思ってしまうのはなんでしょう。
もちろん、電子レンジが成熟しきった商品だとしても、です。
結局、最後はこれまで使っていたメーカーの、ほぼ同グレードの製品を買いました。
重要視したのは「キッチンに合わせて白にしよう」というくらいのもの。
7年前の機種から、なぜか微妙に変化した操作系に少しとまどい、説明書の半分を占める一度も使わなかったレンジ活用レシピが全く変わってないことに驚き、いつもと同じ調理完了のメロディーにほっとしながらも…
せっかくだからもっとワクワクしたかったなって
なんだか少しさみしい気持ちになったのでした。
関連記事はこちら
[milliard]