Kickstarter発の知育ロボット「Romo(ロモ)」の発表イベントでスケッチノート。ロボットとともに過ごす未来へのステップになるのかな?
とあるご縁から、日本でルンバなどを販売しているセールス・オンデマンド社から新製品発表イベントがあるのですが参加しませんか、と代官山蔦屋内のGARDEN GALLERYへ。
そこで発表されたのは、Kickstarterで資金を集め製品化された「Romo(ロモ)」の日本発売についての内容でした。
Romo(ロモ)って一体どんなもの?
公式サイトによると「体感型エデュケーショナルロボット」と説明されています。
Romo(ロモ)はiPhoneなどで動く「体感型のエデュケーショナルロボット」で、誰でも動かすことが可能です。iPhoneアプリが頭脳の役割になり、様々な感情や動きを表現することができます。楽しみながら子どもの論理的思考や想像力、思考力を育むことができ、遊びや学びの幅がさらにひろがる可能性を秘めています。
ざっくり言うとRomoとはiPhone(iPod touch)をあたまにし、キャタピラ付きの本体を体としたロボットです。
アプリを使って動きなどのプログラミングができることから、子供向けのプログラミング教育に使えるんだそう。
また、iPhoneのカメラやセンサーを使った顔・色の認識や、ジャイロセンサーによる状態変化も認識できるとのこと。
ということで今回はスケッチノートでざっくりと内容をお伝えしてから、私の感じたことを書いていってみたいと思います。
ロボットのある未来へ対する希望
ロモティブ社CEOケリー・リナウド氏のいう「ロボットによるより良い生活」という話にはとても共感できました。
それは我が家でルンバというお掃除ロボットが活躍しているから、そう思う部分が大きいかもしれません。
(何度も言ってますが、これは本当に買って良かった!)
ロボットというとどうしても人型の物を想像しがちですが、こういう特化した形・機能のものも十分ロボットなわけです。
そして掃除以外にもまだまだロボットのおかげで良くなることが、私たちの生活にはあると思うんですよね。
じゃあ、そのロボットは誰が作るかというと、私たちだったり、私たちの子供だったりするわけで、そのための勉強をなにですればいいかというと、ロボットではじめるのがいいんじゃない?と考えるとRomoの誕生には納得だなと思うわけです。
iPhoneと組み合わせることの可能性
そしてもう一つ感心したのが「iPhoneをあたまにする」という点。
これについてはコストを下げるなどの効果もあるのですが、最近個人的にとても注目している分野なんです。
例えばディスプレイ部分を完全に外出しにしたカメラ「RICOH THETA」だったり、iPhoneを使うことでスキャナになってしまう「SnapLite」だったり、スマートデバイスのセンサーやカメラは今後もっともっと活用されていくだろうな、と。
今回はこれがロボットの頭脳になるわけです。
Romoの見た目自体は、以前あったiPhoneを顔にする犬型のオモチャに似ているとか、少し既視感はあるところですが、単なるディスプレイではないところ、またアプリによる拡張性があるなど、可能性はすごく感じます。
未来のロボットってもしかしたら色んなボディにスマートデバイスを差し込む感じになるんじゃないの?とかとか。
更なる進化には何かもうひと味欲しいと感じた
さて、じゃあRomoが一気に大ブレイクするかというと、正直なところまだちょっと疑問は残りました。
それは今回の製品発表会がRomo自体の説明が中心で、米国での発売からこれまでのエピソードなどをあまり詳しくお聞きできず、単なる第一印象(ちょっと何かに似てるな…)で思考が止まってしまったからかもしれません。
これはイベントへの感想になるのですが、どんなアプリが生まれたのか、どんな可能性を感じているのか、そのあたりをもっと掘り下げる感じになっていればいいなと感じました。
このまま知育玩具としてだけ紹介され、子供が少し遊んで飽きてしまったりするにはちょっともったいないな、と思ったのです。
ロモティブ社も開発コミュニティがキモだとおっしゃっていましたが、単なる好き者のガジェットを超えた、一般人にも分かる何かが生まれると一気に大化けするのかも。
とはいえ、ゆっくりとロボットが当たり前にある生活は近づいてきています。
いつかRomoで遊んで大きくなった子供が、私たちの生活に無くてはならないロボットを作ったりしたら、そんな想像をさせてくれるワクワク感は確実に感じました!
Romo(ロモ)公式サイト┃体感型エデュケーショナルロボット
http://www.romotive.jp/
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