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人の心を動かすために、相手を叩くか、自分を叩くか


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tuning fork

ここ最近、ちょっとした思い付きにラクガキを付けるカタチでこのブログを書いてみているのですが、たまたま立て続けに

「ここ最近の記事、とても共感しました」

という感想をいただいたのでした。



私はこの「共感」という言葉が好きで、この言葉を聞くと頭に「音叉」のイメージが浮かぶのです。
音のチューニングや理科の実験で使ったりするアレですね。

この音叉を鳴らす方法は二つあって

  • バチなどで直接叩く
  • 同じ周波数を出す音叉で共鳴させる

というのはあの頃実験した通り。



この二つの方法って人の心を動かす時と同じだな、と思うのです。

つまり誰かの心を動かそうと思った時には

  • 相手の心に大きなショックを与える
  • 自分の思いで、相手の心を共鳴させる

の2つがあるということ。

私的に今回言ってもらった「共感」っていうのは後者かな、と思っているのです。
じわりと、自分の心が動いたことに相手が自分で気づくというか。



対して前者の、心に大きなショックを与える方法というのは、一時的には大きな効果を出しますが、自分自身で動いたり気づいたりするのとはちょっと違うと感じるのです。
特に人間というのは強いショックに慣れてしまう性質があり、心を動かすごとにさらに大きなショックが必要になってしまったり。

例えばモノを売る時、一昔前までは大々的な宣伝などでショックを与えて行動させることが多かったですが、最近はそれでは上手くいかなくなっているともいいます。
(むしろもっと過激になり、「ここままじゃアナタはダメになります!」とショックを与えて売り込むようなケースも見かけますが…)

モノを売るだけでなく、人に何かを伝える時もそうですね。
もちろん、どちらの方法にも、メリットとデメリットがありますし、使い方次第だとは思います。

ただ、自分の思いに共鳴・共感してくれる人がいるというのは、とてもうれしいことだな、とその感想を読んで感じたのでした。

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