「人は期待で行動する」のだと、高知県の仕事創造アイデアソンで聞いてきたお話
高知県と高知大学が共同で開催した「仕事創造アイデアソン」なるイベントに、ラクガキコーチとしてインプットやファシリテーション担当として参加してきました。
高知県と高知大学が共同開催する #仕事創造アイデアソン はじまるよー!Facebookグループもあるよー! pic.twitter.com/3gf6KJR3oR
— タムラカイ(タムカイ) (@tamkai) November 23, 2016
そこでキーノートセッションとしてお話してくださったホンダの原さんのお話がとてもおもしろかったのでラクガキとともにシェアしておこうと思います。
原さんはホンダであのNシリーズのブランドデザインを担当された方です。
ブランドとはなにか、企業名やロゴマークを思い浮かべる方も多いかと思いますが、原さんは「ブランド=意味」だと言います。すなわちそれを手にする、購入する、消費する際の、自分にとっての意味こそがブランドである、と。
とにかく現代の生活者は体験や経験を重要視しており、その中で「買う」という行動もひとつの体験であるととらえることで様々なアプローチがあると言います。
「知らないものは、ないのと同じ」
「買う」という行動に際し、どうやってお客さまに覚えてもらうかが重要。Nシリーズはネーミングを束ね、シンプルなロゴを作り、テレビCMを繰り返すことで効果的に覚えてもらう戦略をとったそうです。
記憶を強くするために活用できるのが
1.情報を絞る
2.反復する
3.連想を活用する
4.良い体験をする
という4つのポイント。
その上で「誰に、なにを、どのように」伝えるか、さらに「何をやるか」よりも「何をやらないか」が重要なのです。
確かにあれもこれもとなった結果、結局何が言いたいの…?となってしまうものってありますよね。
最後に「人は期待で行動する」というお話。
現物もない、誰も見たことも乗ったこともないテスラに人々が行列をつくったのは記憶に新しいですが、あれがまさに「期待で行動した」結果ですよね。
今の時代は「企業」よりも「人」、「何」より「なぜ」で生活者は行動します。特にインターネットやSNSはそれを加速させています。
私自身の、ラクガキコーチという活動においてもヒントになる要素が多くとても興味深いお話でした。
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